私ならスーパーカブのタイヤはパンク対策で選ぶ
2021年12月29日 当サイトにはプロモーションが含まれますスーパーカブ乗りが一番恐れるもの。それはパンクかもしれません。ひと気のないところでパンクすれば数時間その場で足止め、助けてくれる人は誰もいません。
パンクに対する準備や心掛け次第で絶対絶命のピンチでも自力で抜け出すことができます。
私ならスーパーカブのタイヤはパンク対策で選ぶ
タフアップチューブ生産中止以降のパンクに対する私の考え方は下の記事でご紹介したところですが、タイヤ選びを少し変わった視点でご紹介致します。
私の場合、スーパーカブのタイヤを選ぶ際はグリップ力や耐久力よりもパンクに強いかどうか(硬いかどうか)で選んでいます。
パンク大嫌いだからです。夜中に誰もいない山奥で、しかもドシャ降りの中、パンクしたらどうなるか考えてもみて下さい。
あなたなら硬いタイヤと柔らかいタイヤどっちを選ぶ?
パンク時における硬いタイヤと柔らかいタイヤのメリットとデメリットについて私がまとめると以下のような感じ。
硬いタイヤ | 柔らかいタイヤ | |
---|---|---|
メリット | 近場なら乗って(押して)帰れる | タイヤ交換しやすい |
デメリット | タイヤ交換しにくい(重労働) | 乗って(押して)帰ることは無理 |
主なタイヤ | ダンロップD107 ミシュラン シティプロ | ダンロップD104 IRC(井上ゴム) |
硬いタイヤと柔らかいタイヤの選び方ですが、タイヤ商品名に「4PR」とか「6PR」と記載があれば「4PR」の方が柔らかいのでホイールにはめやすくなります。
現在私はミシュランの硬いタイヤ(シティプロ)を履いていますが、やはりホイールからタイヤの脱着作業はビードワックスを使っても楽ではありません。
その代わり、タイヤがバーストしなければパンクしても低速で乗って帰ってくることができますし(ただし近距離)、乗らなくても押して動かすことできるので、営業時間内であれば近くのバイク屋さんに持っていけます。
柔らかいタイヤだと乗ることはもちろん、押して歩くことも大変困難です(車体が重たくなる)。
その代わり、パンク修理しやすくなります。
柔らかいタイヤを履くならパンク修理技術と道具、パーツ類は必要です。
カブ乗りにとってパンク修理の練習は絶対必要
スーパーカブはチューブタイヤなので、パンク修理(チューブ交換)技術をマスターして損は絶対ありません。
ただし、動画を見てイメージトレーニングしても実際はあんなにスムーズにはいかないと思った方がいいです。見るのとやるのとでは大違いなのがパンク修理です。
パンク修理を一回もやったことがないと知識や道具があったとしても2時間以上かかってしまうか、最悪だと失敗して交換を諦めてその場で足止めということもあります。
特にソロツーリングの場合は、事後処理で何もかも予定が大幅に狂います。
ツーリングには行かない私でも自宅でタイヤ交換は自分でやって経験を少しずつ積んではいます。
しかし、私自身もまだまだ修行が足りません。年間走行距離がそれほど多くないので交換周期が長いのです。一年に何回もタイヤ交換するわけではありません。
リアホイールをヤフオクなどで買っていつも履いているタイヤと使い古したチューブを使って練習しようかと思っている今日この頃です。
いつどこでパンクしても慌てることなくテキパキとパンク修理をし、何事もなかったかのようにスムーズにその場を後にするような男になりたいですね。
そのためには50回以上の経験が最低でも必要だと思っています。タイヤからホイールを外し、チューブ交換してまた元に戻すだけの作業に限って言えば10分。車体への取付を含めると20分以内のスピードにしたいと思っております。しかも確実に丁寧にやっての作業時間です。
予備チューブや工具、交換作業の経験が豊富にあれば、どこでパンクしてももう怖くはありません。
スーパーカブのタイヤ選びの結論
近距離の移動(通勤・通学・買い物)
比較的近距離の移動(通勤・通学・買い物)がメインであれば、パンク時でもなんとか乗って帰れる硬いタイヤ(ダンロップD107、ミシュラン シティプロなど)を選ぶ。
遠距離の移動(ツーリングや長距離通勤)
一方、遠距離の移動(ツーリングや長距離通勤)がメインであれば、自分でパンク修理がしやすい柔らかいタイヤ(ダンロップD104、IRC(井上ゴム)など)を選ぶという考え方もアリかなと思います。
もちろん、硬いタイヤでも短時間で脱着できる自信があれば硬いタイヤの方が無難です。
パンク修理を含めてメンテナンス能力を付ければ、誰の力を借りることなく、自分一人の力で危機から脱出できます。そして、さらに自分に自信を持つことができるようになるでしょう。
以上、ここで書いたことはあくまで私個人の考え方によるものです。耐久性やグリップ力、価格などで選ぶ方もいらっしゃるかと思いますので、あくまで参考程度でお願い致します。
この記事を読んだ方にオススメ