スーパーカブのレッグシールドのネジが固すぎて緩まない!
2024年1月12日 当サイトにはプロモーションが含まれますスーパーカブのレッグシールド(泥除け)のネジが固すぎて緩まないという方に簡単に緩める方法をご紹介します。
- カブのレッグシールドの一番下のネジが緩まない方
- ネジが完全に舐めてしまった方
- 工具を使った緩め方を知りたい方
以上の方向けの内容となっております。
このページの目次
スーパーカブのレッグシールドのネジは固い
最初はレッグシールド外して作業やりやすそうにしようとしたんですけど、
レッグシールドを外そうとしたほとんどの人が通る道・・・
それは・・・
「ネジが固くて外れない・・・」
そうなんですね。
レッグシールド一番下前方のネジの締め付けトルクが異常なほど固いんです。
ちなみに、「M6トラスねじ」ですね(頭径(φ)14mm 高さ3.7mm)
レッグシールドの固いネジを緩めるのに必要な工具
- ボルスター付き3番ドライバー
- 12ミリレンチ
- ラスペネ(KURE556でも可)
ボルスター付き3番プラスドライバー
家にある一般的は2番プラスドライバー選んでやっちゃうと回らなくてネジなめちゃうんです。
ちなみに下の画像では上が3番で、下が2番です。
一般的に一番多く使わているプラスドライバーが2番です。
12ミリコンビレンチ
3番ドライバーは12ミリレンチが必要です。私はメガネの方で作業してます。その方が外れにくいのでおすすめ。
ちなみに2番ドライバーの場合は10ミリレンチが必要となります。
ラスペネ
ラスペネはバイクや自動車整備でお馴染みの潤滑剤で、固いネジを回す時に事前に吹いて浸透させて使います。KURE556をお持ちならまずはそれでやってみて、ダメならラスペネです。こちらの方が強力です。
レッグシールドのネジの緩め方
まずラスペネかKURE556のような潤滑剤をネジに吹いて浸透させます。
次にこんな感じでドライバーのボルスターにメガネレンチを通して回すと緩めることができます。
ドライバーは基本的に押す力が7割で回す力が3割です。押し過ぎてバイク倒さないようにして下さい。
ボルスター付き貫通ドライバー(Amazon)
なお、ラチェットレンチに3番プラスドライバーを付けて回す方法もあります(下の画像参考)。トルクをかけて回すことができますが、この場合、ラチェットレンチ内の歯車が破損する恐れもありますのでそれはやらない方がいいでしょう。
ネジ山が完全に潰れていたら
ネジ山が完全に潰れてしまっていたら、専用のプライヤーで掴んで強引に回すしかないです。ただし、100%成功するかはわかりません。
このネジはM6トラスねじ(頭径14mm)なのでこちらのネジザウルスなら挟めます(大きさが色々あるのでご注意下さい)。手持ちのプライヤーやペンチがあったらそれでやってみてダメなら最後の手段として使ってみて下さい。
ネジザウルスは通常のプライヤーと違って縦と横に溝があって、ネジの外周をガッチリ掴むことができるように設計されています。
なお、握ったまま回しても力があまりかかりませんので、レンチのような棒状の金属をこのように使ってネジザウルスとレンチを一緒に握りながら回すとうまく力を伝えることができます。
運良く外れた場合でも潰れたネジをそのまま使うわけにはいかないので交換ということになります。M6トラスねじならホムセンで手に入るでしょう。
ネジ山を潰す原因
ネジサイズにあったドライバーを使っていない
ネジ山を潰すというのはネジのサイズよりも小さいプラスドライバーを使って起きる現象なんです。
工具箱にあるドライバーを適当に使ってはダメってことですのでお気をつけください。
大きいドライバーからネジにあててみてください。
でもちょっとやって回らないなと思ったらすぐに諦めたほうがいいです。
ネジなめちゃいますからね。
適正サイズのドライバーでも開かないことも
あと、適正サイズのドライバー使ってもビクともしないネジがあります。例えばスロットルケーブルホルダ(スロットワイヤーステー)の左側のプラスネジです。このネジはノーマルのスロットルボディからビッグスロットルボディに交換する際に流用するため外す必要があるのですが、これがアホのように固いのです。
私が買ったビッグスロットルボディ(東京堂)の取説にもその点が注意喚起してあって、私も十分気を付けたのですがナメました。歯が立ちませんでした。
ネットで調べてみたら私のようにネジ舐めた人がいるわいるわ。挫折してバイク屋さんに持ち込んだり、作業中断してしまった人も多そうです。
こういう場合はラスペネ(潤滑剤)吹いてから回してみて、ダメならネジザウルスのような専用プライヤーでネジの頭を挟んで、頑固な固着を剥がしてからドライバーを使えばいいかなと思います。
初めにドライバーで回す時に「これは回りそうにない」と直感したら、無理して回すのはやめてネジザウルスの力をちょっと借りましょう。
家庭用ドライバーでやるとこんなハメに
家庭用のドライバーで固いネジを回そうとしたらこんな風にブッチ切れました。ちなみに2番プラスドライバーです。
バイク整備では家庭用のドライバーを使うのではなく、貫通ドライバーを使うようにしましょう。
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