スーパーカブの盗難防止対策について考える

2024年1月16日 当サイトにはプロモーションが含まれます

スーパーカブの盗難防止対策をご紹介!出先や自宅での注意点や盗難防止グッズの効果的な使い方、おすすめのセキュリティアラームやワイヤーロック、盗難保険などについてもまとめています。

警戒されたし!

・泥棒があなたのバイクを不動状態にした後(パンク、鍵穴イタズラなど)、真夜中に犯行に及ぶ恐れあり

・不動状態にさせられたら何がなんでも安全地帯に移動させるべし

・特にコロナウイルス以降、犯罪発生率上昇が予想されます

関連スーパーカブのおすすめ盗難保険

スーパーカブは本当に盗難が多いです。最近ではハンターカブやスーパーカブC125など40万円を超えるものも登場してバイク泥棒のターゲットにされています。

バイク盗難の検挙率はわずか20%以下と言われています。つまり8割以上は戻ってこないのです!

スーパーカブ盗難防止グッズのおすすめ【出先編】

バイクを盗まれにくくするために
  1. 複数の違ったタイプのロックを使う(チェーンロックとU字ロック)
  2. できるだけ地球ロックにする
  3. 安い商品ほど脆弱性が高まるので避ける

(1)スーパーカブ用チェーンロック

ダイヤル式とキー式の2つがあります。私は両方使ったことがあります。

ダイヤル式(4桁)チェーンロック

ダイヤル式チェーンロックのメリットはキーを持たなくていいこと。キーがない反面、暗いところでダイヤル合わせするのがやりにくいとか、ダイヤルの数字が剥げてきて見えなくなるのがデメリットです。

ただ、私が使っていたゴジラロックの場合は数字が全部剥げても0の部分に凸があるのでそれを元に暗証番号を合わせることができました。

ダイヤル式ロックを選ぶ場合は基点に凸があるかがポイントとなるでしょう。他社製は知りませんが、もしかしたらみんなあるのかもしれませんが。

なお、ダイヤル式は暗証番号を忘れてしまうと当然開けることはできませんが、経年劣化により暗証番号が合っていても開かないといった不具合が起こるリスクがあります(ゴジラロックで経験済)。

こういう場合は潤滑剤を拭くことで改善することもありますが成功する確率はそう高くはないと思います。

次項でご紹介するキー式もキーを回しても開かないといったリスクがありますので、使用頻度にもよりますが5年以上使うということは避けた方がいいです。

ダイヤル式ロックを使っていて「暗証番号は合ってるのに開かない!でも少しゴチョゴチョ動かしたら開いた」といった症状が見られたら壊れる前兆だと思った方がいいです。それを見逃すと遅かれ早かれ出先でカギトラブルに遭遇する確率は高まります。

動きが悪いなど不具合が生じるようなら早めに交換することを強くオススメします。

出先でロックが外れないと鍵の救急車に1万円近く払って開けてもらうか破断するしか方法がなくなります。その日の予定も全てキャンセルになる可能性も高くなります。

あと、こうしたダイヤル式をセットする時に下一桁とか上一桁だけ変える人とかいるようですが、窃盗団の餌食になりますので毎回全桁シャッフルしないとダメですよ。短時間しか離れない時も絶対に絶対にやって下さい。

窃盗団は一桁しかズラさないバイクや自転車を狙っているのです。

キー式チェーンロック

キー式チェーンロックはダイヤル式に比べて比較的夜でも使いやすいので便利ですが、キーを紛失してしまうと厄介なことになるので一長一短です。

私の場合はバイクの鍵と一緒にキーホルダーに付けておいてます。

ダイヤル式にも言えることですが、この手のものはホコリや雨などにさらされることも少なくないので、傷んできたら交換という意識が必要かと思います。

それと、チェーンロックの布製カバーは劣化します。変色した後に繊維がボロボロになってくるので定期的に交換することでバイク泥棒へもアピールにもなります。

チェーンロックの使い方

長いこと使っていたゴジラのチェーンロックが壊れたので今は使っていないのですが、出先ではチェーンロックをこんな風に使ってました。後輪のホイール内を通してシート上でつないでいます。

これならば外し忘れで発進してホイールに絡みつく事故を防げます。どんなに周りが暗くてもシートに座るとお尻にガツンとくるので。

こうしたワイヤーロックを地面につくように使ってしまうと専用カッターで切断されやすい状況になってしまいます。私のように後輪に通してシート上でロックすると少しリスクを軽減できます。

ちなみに後輪は前輪よりも強靭なロックを使う必要があります(別タイプのロックを使うこと)。後輪を駆動させてしまうと前輪にいくらロックしても前輪を台車に乗せることで動かせてしまうからです。

ただし、カブは軽いので大人二人で持ち上げてしまえば、どんなロックをしていても持っていかれますけど・・・・。

ちなみに画像のチェーンロック(ゴジラロック)の長さは135cmあります。参考までに120cmの長さのヒモで試した結果、上の画像より後ろ(バーの上あたり)になりますがつなぐことができました。

それ以下だとシート付近でつなぐのは厳しいと思います。

ケーブルとU字ロック合わせ技

ケーブルとU字ロックの組み合わせはガードレールやボール、電柱などバイクから少し離れたところに地球ロックするときに便利です。

また、前輪と後輪をケーブルで固定したり、ボディカバーの上からグルッっと掛けてロック兼風によるバタつき防止として利用できるなど汎用性は非常に高いです。

私が愛用しているのはアメリカのクリプトナイト社製のケーブル「クリプトフレックス」です。長さ210cmで直径1cmです。

もう10年以上使ってますが、オレンジ部分の色が褪せた程度で他は全く劣化していません。ちなみにケーブルにはビニールの被膜がされています。

自転車用の盗難防止ケーブルとして有名ですが、カブのような原付バイクにも使っている人はいます。

フルフェイスのヘルメットをお使いならケーブルを後輪に通した後、メットのシールド部分にも通してシート上に置くことで、メットホルダーとしても兼用することができます。

直径1cmなのでワイヤーカッターで切ることはできますが、一定の抑止効果はありますし、何より軽くて、クルクルっと丸めることができて場所も取らないため持ち運びに便利です。

ただし、チェーンロック一つだけではセキュリティは甘いので長時間駐車する場合は下でご紹介するU字ロックも併用することをおすすめします。

(2)スーパーカブ用U字ロック

U字ロック(安物)を昔、破断された挙句にバイクを盗まれた経験があるのでトラウマがあるのですが、それはかなり安物だったので、現在は頑強なデイトナのU字ロックを使っています。

場所も取らないのでビジネスボックスの中にいつも入れて持ち運び、外でも家でも365日24時間使っています。

U字ロックの選び方

U字ロックは装着した際にいかにタイヤとの隙間がなくせるかがポイント。カッターの機材が入り込むスペースがあると破断して盗難されるからです。

安物を買うと経年劣化で鍵が抜けない、回らないなどの不具合が出やすいので定期点検をするのと、あまり安物には手を出さない方がいいでしょう。

デイトナのストロンガーロック

私が現在メインで使っているデイトナのストロンガーロック

非常に頑強な作りで重量もかなりあります。これを付ければ絶対に盗まれないということではありませんが、盗難抑止効果はあります。

LEDライト付きキーなので暗い夜でも鍵穴が簡単に見つけられます(ボタン電池で交換可能)。うちの敷地の駐輪場は外灯がないのでホントこれ便利です。

ただし、このU字ロックをしていることを忘れて発進してしまうとホイールに食い込んで取れなくなったり、ホイール(スポーク)を傷めてしまうことがありますので十分注意して下さい(昔数回失敗して散々な目にあった)。

なお、このデイトナのロックは使用していくうちに薄い金属板が浮き上がってしまうという課題がありますが、試行錯誤した結果、2か所にビニール被膜針金(園芸用でOK)を巻いて固く締め(針金の巻き方はこちらを参考)、その上から耐候性のある強力な補修テープを巻いています(下の画像参考)。これで全く問題ありません。

スライドーキーシャッターもうまく動くようになりました。私のような症状が出た方は捨てずに修理して是非愛用して下さい。

本体自体の剛性感はかなりあるので捨てるのはもったいないです。これから新しく買う場合も最初にこの処理をしてしまうのもアリかと思います。

あと、このロックのもう一つの注意点ですが、丁寧に取り扱うことが非常に重要となっています。鍵を180度回すとロックが解除されるのですが、回りにくい時に強引に回すと不具合が起きて解錠や施錠がやりにくくなります。

また、U字部分を外す時も片側だけ持って外そうとすると引っ掛かって外れないなどの不具合の原因になります。気の短い人とかには向かないかもしれません。

ゆっくりと丁寧に扱うことがとても重要となります。

私は自宅の敷地内に駐車している時も盗難防止のためこのロックをかけて、さらにクリプトナイトのケーブルをこのロックに通し、エアコン室外機に固定しています。

(3)盗難抑止アラーム(振動センサー)

私はホンダ純正のアラーム(振動センサー)を買った時からつけています。2台も盗難された経験があったので、カブ110を買った時は迷わずに取り付けをお願いしました。

インジケーターランプも付けて、作動中はこのランプが点滅することによって盗難抑止効果を上げています。

車体をゆらすとアラームが鳴るのですが、音はあまり大きくないため軽い脅しにしかなりません。

ただ、作動中に誤ってバイクに触れてしまって自分で鳴らしてしまうことがたまにあるのですが、結構ビビリます(^^)/。

台風とかになると車体が揺れてすぐに鳴ってしまうのが困りもんでした。集合住宅に住んでいた時は近所の迷惑にならないように外出先でしかアラームはオンにしませんでした(ある操作でオンオフできます)。

その代わり、カバーをかけたりロックを二重にして盗難抑止力を上げていました。

出先では必ず稼働させて、脅し代わりに使っています。ハンドルロックとアラームだけでは貧弱なので前述のチェーンやロックを併用するようにして下さい。

このアラームはすでに10年以上(2010年購入)になりますが、故障することもなくいつも私のカブを守ってくれています。さすが純正品だけのことはあります。

(4)ドラレコ

スーパーカブに対する嫌がらせは本当に多いので、盗難対策と同時に煽り対策にも力を入れています。

ダミーカメラをナンバープレート上に取り付けました。煽り対策のためのものですが、常時点灯させているので盗難抑止にも一役買っていると思います。

カメラのそばにステッカーも貼っておくと効果的なのでリアボックス下に下のステッカーを貼っています。

こういうステッカーがあるだけでも盗難用のものかもしれないと思わせることもできるのです。

ダミーカメラの取り付けは下の記事にまとめておきましたのでご覧下さい。

それからイグニッションキー付近にステッカーを貼るなら外国人にもわかるように英語表記のステッカーが親切でいいと思います(^^)/。

それと、ステッカーを貼る位置はレッグシールド中央の上あたりが多いようですね(下の画像参考)。鍵穴をイタズラするのが多いので鍵穴付近でもOKです。

(5)携帯GPS端末(通信機能付き)

バイク用の盗難防止としての携帯型GPS端末は「ココセコム」が有名で、もしもの時は隊員の方が出動してくれるので安心ではあるのですが、月額1,320円~プラス出動料(1回11,000円)がかかるのでカブの盗難防止グッズとして利用する方はあまりいないように思います。

そんな中、今注目なのがKDDIのサービスであるGPS機能付きの通信機器です。これは単なるGPSトラッカーとは異なり、通信機能を搭載しているのでバイクの現在位置をスマホの専用アプリで確認することができます。

具体的には定期的にGPSの位置情報をLTE回線経由でサーバーに送り、スマホアプリで現在位置が確認できるという仕組みになっています。

また、設定した範囲から出たらスマホに通知する機能も備えていますので、盗難の際は警察に通報したり、自分で追跡するなどの行動をいち早くすることもできます。

バッテリーは一か月近くもつので、交換の手間も少ないです。

この製品は本来はお年寄りの徘徊や、子どもの迷子防止や登下校時の安全確認などに使われているものですが、バイクや車の盗難防止グッズや犬の迷子時の探索用として利用されている方もいます。

最初に数千円ほどの端末代が必要ですが、それ以降は月額500円強の維持費で済みます。

本来は人間用なので、バイクや車のような速度が速い乗り物だと経路表示が細かく確認できないという点はありますが、最終位置は特定できます。

KDDI あんしんウォッチャーGPS

スーパーカブ盗難防止グッズのおすすめ【戸建て編】

戸建てでも堂々とバイク泥棒は入ってくる

バイク泥棒は出先だけではありません。戸建てでもバイク泥棒の被害はあります。しかも在宅中でもあるというから驚きです。

今はチラシ配りと見せかけて民家の敷地内に昼間から堂々と入ってくる空き巣ドロがいるので油断も隙もありません(うちの実家にも在宅中に入ってきたことがあります)。

さらに超人気車になると、バイクが入っているコンテナごとクレーンで持ち上げてトラックに積み込み、持ち去るという極めて大胆な手口もあるそうです。

なのでマンションやアパートだけでなく一戸建てにお住まいの方も十分警戒してください。特に道路から見えるようなところにバイクが置いてあると、バイク泥棒から必ずチェックされます。

そして彼らはガードが甘くなった瞬間を絶対見逃しません。「今日はロックしてないな」と気づいたその日に犯行に及ぶのです。

ハーレーなどの高級バイク乗りの後をスクーターでつけてきて自宅を特定され、後日犯行に及ぶといった手口があるというのを聞いたことがあります。

前述のように私は戸建ての自宅でも盗難対策にぬかりがありません。U字ロックをした上で、クリプトナイトのケーブルで室外機に固定しています。バイク置き場に入る蛇腹にも4桁のダイヤルロックで施錠しています。

しかも人感センサーも付けています。たまに野良猫にも反応してしまいますが、今後はこのように徹底した防御が必要になります。

(1)盗難防止に効果的!バイクカバー

バイクの盗難対策でまずおすすめしたいのがバイクカバーです。ロックやアラームと比べて地味そうな存在のカバーではありますが、これが一番だと言う声も多いですし、私もそう思います。

カバーをかけることの効果
  1. 車種が特定されにくい
  2. 地味に見える
  3. バイク泥棒にとってカバーを外すのが面倒
  4. ボディ(ポリプロピレン)の色褪せを防げる(結構重要!)

というのがカバーの大きな効果なのです。毎回バイクカバーをつけたり外したりするのは最初は大変面倒に感じるのですが、10分も20分もかかるものではありません。慣れればカバーと前後ロックの装着でも3分かかりません。

その手間をバイク泥棒は嫌うのです。自分が面倒だと思うことはバイク泥棒も面倒なのです。ここをよく把握しておいた方がいいです。

なお、カブで泊りがけの旅行に行った際、宿での駐車時にも盗難防止でカバーをかける方もいます。出先で盗まれたのではたまりませんからね。

それと、現在のスーパーカブは樹脂を多用しているので、紫外線で色が褪せて白っぽくなってきます。しかし、カバーをすることで色褪せの進行を遅らせることができるので、これもメリットの一つと言えるでしょう。

スーパーカブ用バイクカバー適合一覧表

スーパーカブは風防やリアボックスを付けたりすることでカバーサイズがかなり異なってきます。風防はあるけどリアボックスはなしだったり、その逆も然り。

そこでカブ110を基準にカバー適合表を作成しました。

スーパーカブ用カバー適合表
風防リアボックス適合カバー
純正品社外品
販売終了M-L
販売終了※1
販売終了L-BOX付(カツカツ)
6L-BOX付(余裕有)
販売終了※1

※1 風防(ウインドスクリーン)装着車はこちらのカバーのMサイズが合いそうですが、純正のバックミラーでは納まらなくなる可能性があります。ラジカルミラーのような可倒式のバックミラーにするか、後は、大き目のXLサイズならバックミラーも納まるかもしれませんが、全長がかなり長くなるためバタツキ防止ベルトは必須となります。

なお、スーパーカブ110(JA07)の寸法は、全長1830 全幅710(ミラー含む)全高1040(ミラー含まず)となります。純正風防の高さは470となりますので風防付きだとだいたい全高1500前後になります。カバー選びの参考にして下さい。

なお、こうしたカバーは自宅での盗難対策です。出先でカバーはやっぱりやりにくいですし、している人もあまり見たことがありません。

バイクカバーを選ぶポイント

バイクカバーを選ぶポイント
  1. 前後に通し穴があること
  2. 風によるバイクカバーのバタツキ防止固定ベルト
  3. バイクカバーの色は黒だと夜間目立ちにくい
  4. マフラーの熱でバイクカバーを溶かさないパッド

バイクカバーを選ぶ際、前後に通し穴が開いているとチェーンロックやU字ロックをかけることができるので穴が開いているものをオススメします。

それと、穴の前後がわかるように色分けしている製品がおすすめ。そうでないと前後逆にカバーをかけてしまってからやり直しというハメになります。これ結構あるパターンです。

私に言わせれば「バイクカバーは前後にチェーンロック用の通し穴があって、色分けしてなければそんなものはバイクカバーではない」と思っています。

カタログを見て穴がなければそのカバーには通し穴はないと思った方がいいでしょう。

バイクカバーの色はシルバーが多いですけれど、もし黒があるなら黒の方がおすすめです。それは夜間暗いところに駐車してあれば目立たないからです。バイクは夜間に盗まれることが多いので。

なお、カバーをかけた状態で台風など風が強いとバタバタ音がして近所迷惑になったり、カバーがどっかに吹っ飛んでしまうか、カバーが半分外れかかってしまうこともあるので、カバ-に付属してなければ別途固定用ベルトを買ったおいた方がいいです。

それと、帰宅後にすぐカバーをかけると熱々のマフラーがカバーに当たってしまって溶けてしまうことがあります。そういう時のためにカバーパッドという製品があります。これはカバー内側のマフラーが当たる箇所に貼るだけでバイクカバーが熱で溶けるのを防ぐことができる優れものです。

マフラーが冷えてからバイクカバーをかけるという方は必要ありません。

(2)赤外線センサー+LEDライト

さらに、リーベックスというメーカーの赤外線センサーを自宅のバイク置き場に仕掛けています。この商品はワイヤレスなので配線が全く不要なのがいいんです。

人が侵入すると赤外線センサーが感知し、駐輪場横にある部屋の窓際に仕掛けた専用ライト(別売り)が点灯するようになってます。

私が買ったライトは白色灯で、時間は15秒と90秒か、点滅か点灯か、明るさも3段階から選択可能となっていますので至れり尽くせりです。また、パトランプのように派手に光るランプもあります。こちらはかなり威嚇効果が高いです。

そして、人が侵入したことを部屋にいる私に音と光で教えてくれます(どちらか一つだけでも可能)。受信機はいくつでも増設可能なのが便利です。

深夜に鳴った時は速やかにバイク置き場を見に行きます。幸い野良猫らしきものに反応したケースがほとんどですが、必ず現場に見に行くというのが必要です。

マンションの駐輪場にバイクを置いているのでしたら、見に行くだけではダメです。部屋に戻った後にまたやられかねません。そこで、予備のU字ロックやワイヤーなどをかけるという作業が必要です。

つまり、通常1つの盗難ロックしか使っていないなら2つ。2つの盗難ロックであれば3つかけるという形になります。センサーの感知がバイク泥棒だとすれば、近くで様子を見ているハズです。

可能であれば深夜であっても場所を移動したり、30分ほど出掛けるというぐらいの警戒があってもいいと思います。

なお、この赤外線センサーは価格の割りにいい仕事をしてくれますが、熱に反応するのでちょっと注意が必要です。それはエアコンの室外機からでる熱風や野良猫、強い日差しに反応してしまうことです。

ま、バイク横の部屋窓際に仕掛けたライトは点灯するだけなので気にしなければいいのですが、受信機の方がイチイチ誤作動で鳴っていたら煩わしいので、その場合は設置場所を試行錯誤しながら調整しないといけません。

でも、これはバイクの盗難対策だけでなく、防火対策(熱を検知するので)にもなりますからホントに便利です。

熱や風などによる誤作動が嫌であれば、同社の赤外線ビームセンサーをオススメします。これはビームを遮ると反応するタイプです。2か所(ビームセンサーと反射板)設置する必要がありますが、誤作動は激減します。

それとセンサーの方は電池なので定期的な交換が必要です。私は3ヶ月ごとに交換しています。ヤフーカレンダーに予定を入れておいて三ヶ月ごとにメールが来るようにしておけば交換を忘れることもありません。なお、受信機の方は電池か電源アダプター(別売り)の2つから選べます。家の構造等により電波の受信が悪い場合は中継器もありますので問題なく使えます。

リーベックスのセンサー類を改造してバイクに仕掛ければ安く盗難対策できますね。

まとめると、バイク置き場に不審者が侵入すると、窓際にあるライトが光り、それと同時に部屋にいる私に光と音で教えてくれるので、何かあったら自転車置き場に即駆け付けることができるという態勢になっております。

新型コロナウイルスの影響で外出がめっきり減ったライダーも多いのではないでしょうか。そうなると、戸建てやマンションなどの駐輪場が狙われる可能性が高くなりますので、どうぞ油断されずに対策して下さい。

バイク駐車位置の注意事項

有料バイク置き場の盲点

有料のバイク置き場利用時の注意点をご説明します。

よく簡単なチェーンを前輪に通すタイプのバイク置き場がありますが、あれは他人がお金を入れて精算してしまえば外れてしまいます。

1時間以内とかであれば無料というところも多いので、その場合はお金を払うことなく簡単にチェーンを解除できてしまうので危険なのです。

これではガキんちょでも盗める状態になってしまうのです。ですから有料駐車場ではしっかりとした盗難対策が必要なわけで、U字ロックやチェーンロックを併用しないと絶対ダメです。

路上や広い歩道にはバイクを駐車しない

路上や広い歩道にバイクを駐車している人がいますが、あれは大変危険です。バイク屋を装った者がパワーゲート付きのトラックで堂々としかも短時間で持っていってしまうのです。

人通りが多いところでも白昼堂々と盗まれる事件が発生していますので全く安心できません。交番や警察署が近くにあってもです。

何しろ、警察官の寮に空き巣が入るぐらいですから。

実は私自身が集合住宅に住んでいた頃、マンション前の大通りに面した広い歩道に駐車していたビッグスクーターをまんまと盗まれたことがあります。

ハンドルロックしかしていなかったので今思えばあまりにも防犯対策に無頓着でした。

通りに面した広い歩道ではバイクチェーンを複数していても、台車を2つ使えば簡単に移動でき、通りに待機させているトラックに乗せられてしまいます。

結局これをやられてしまったら何をやっても無駄になります。

バイク盗難は雨の日と夜間だけではない

私が過去にバイクを盗まれたのは雨の日(昼間)と深夜でした。深夜はわかると思いますが、雨の日もかなり警戒してください。外出する人も減りますし、傘をさしているので犯行を目撃されにくいのです。

ただ、最近では昼間でも堂々とバイク泥棒する輩がいます。昔、代々木公園沿道の歩道にバイクを留めてちょっとトイレ(小)で用足ししてすぐに戻ったら、プロと思われるバイク泥棒が物色していました。

その男は背広を着た中年の男で、非常に怪しい人相をしていました。私がすぐにバイクに戻ってきたので面白くなかったのか、目の前で大きいオナラをされました。

恐らく、盗難ロックなどのチェックをした後に仲間に連絡していたと思われます。軽トラやワゴンのようなもので盗んでいく予定だったのでしょう。このように常にバイク泥棒はありとあらゆるところをチェックしているのです。

路上や広い歩道の駐車は絶対に避け、短時間でもハンドルロックはもちろんのこと、チェーンロックやU字ロックは必要です。歩道であればガードレールみたいなところにロックすることが重要です。

私はいつもチェーンロックをリアボックスの中に入れています。

ゴジラロックの斉工舎が自己破産

バイク用の盗難防止ロックとして有名だったゴジラロックの斉工舎が2016年7月に自己破産したそうです。

ゴジラロックはホームセンターなどの量販店でもよく目につくほどバイク盗難ロックとしてお馴染みの製品でしたが、知名度とは裏腹にその脆弱性がかなり問題になっていました。

簡単に切断されてしまうようです。

私はゴジラロックの愛用者です。これを使うようになってから盗まれたことは幸いありませんでしたが、ネットで切断された画像を見るとホントにこの製品はダメなんだなと思ったものです。

アマゾンでの極端に低いレビューの数々を見れば、自己破産してしまうのは時間の問題だったのでしょう。

アマゾンでの口コミが窃盗犯に狙われた一因かもしれません。

私は2台もバイクを盗まれた

私は原付(ホンダディオ)とホンダフリーウェイ(250cc)の2台の盗難経験があります。

原付は数キロ先の駅前で乗り捨てされていましたのでガキんちょの仕業でしょう。ハンドルロックとU字ロックをしていましたが、U字ロックは破断されていました。

ちなみに原付の盗難は雨の昼間に、フリーウェイは深夜でした。

フリーウェイの時は前兆らしきものがあって、数日前にパンクさせられていて、直した直後に盗まれたようです。

その時、私はマンション住まいでマンション前の歩道にハンドルロックのみで駐車していたのですが、これがあまりにも甘すぎました。ハンドルロックなんて簡単に解除できるからです。

で、深夜1時過ぎにコンビニ行った帰りに、歩道に不審な男を見たのです。でも私はエレベーターで上に上がってしまいました。で、翌日バイクはなかったのです。今思えば、その男はエレベーターの動きに注意しているようでした。

あの時、もっと警戒していればと思いました。犯人を見ていただけに残念です。警察に被害届を出しましたが結局出てはきませんでした。

明らかにプロの仕業でしょう。40万以上したバイクなので盗まれた時のショックと怒りは大変なものでした。

それ以降は盗難対策を毎回十分に施すようになり、盗難されたことはありません。

一番簡単に盗まれるのはキーの抜き忘れ!

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管理人プロフィール

19歳からバイクに乗り始め、2010年からホンダスーパーカブ110(JA07グリーン)が愛車(たぶん死ぬまで)。

◆これまでの車歴
ホンダゴリラ(車の流れについていけずすぐ売却)
ホンダCBX250RS(上野のポンコツ)
ホンダディオ(図書館駐輪場で盗難)
ホンダリード90(バイク屋に売ってその後韓国に行ったとか)
ホンダフリーウェイ2(マンション前で盗難)
タイカブ100EX(事故で廃車)
ホンダフリーウェイ2(中古店で事故車つかまされた)
※中古で買ったのはCBX250RSと2台目のフリーウェイだけで後は新車です。