スーパーカブ盗難防止対策【2026年版】 2台盗まれた管理人が選ぶ最強グッズと駐車術

スーパーカブは、そのタフさと使い勝手の良さから、世界中で愛されている名車です。しかし、その人気の裏側で、常に付きまとうのが「盗難」の不安ではないでしょうか。特にカブは軽量で扱いやすいため、プロの窃盗団だけでなく、通りすがりの悪質ないたずらの標的にもなりやすい傾向があります。せっかく手に入れた相棒を失わないためには、しっかりとした防犯対策が欠かせません。今回は、私の実体験も交えながら、スーパーカブの防犯に役立つ3つの鍵について、それぞれの特徴や使い勝手をじっくり深掘りしていきます。
・泥棒はまず「パンク」「鍵穴イタズラ」などであなたのバイクを不動状態にしておき、人気の少ない深夜に本格的な犯行に及ぶケースがあります。
・もし何者かに不動状態にされたら、その場に放置せず、できる限り早く安全な場所へ移動させるのが鉄則です。
・不景気や社会不安が高まる時期は、バイク盗難リスクも上がると言われています。今まで以上に用心して下さい。

スーパーカブは本当に盗難が多いバイクです。最近ではハンターカブやスーパーカブC125など、40万円を超えるモデルも増え、ますます盗難グループの標的になっています。
バイク盗難の検挙率はわずか20%以下とも言われており、つまり8割以上は戻ってこないのが現実です。
| 種類 | メリット | デメリット | おすすめ度 | Amazonリンク |
|---|---|---|---|---|
| U字ロック | ・視覚的な抑止力が非常に高い ・サイズの割に切断耐性が高い ・頑丈で長期間使えるモデルが多い | ・地球ロックがしにくい ・サイズが合わないと装着できない ・単体では持ち上げ盗難に弱い | | Amazonで見る |
| ダイヤル式 チェーンロック | ・鍵を持ち歩く必要がない ・短時間駐車で使いやすい ・サビや鍵穴トラブルが起きにくい | ・切断耐性は控えめ ・暗い場所では操作しづらい ・経年劣化で開かなくなることがある | | Amazonで見る |
| キー式 チェーンロック | ・暗い場所でも扱いやすい ・チェーンが長く地球ロック向き ・主力ロックとして信頼性が高い | ・鍵の持ち歩きが必要 ・雨や砂で鍵穴が傷みやすい ・重く、携帯性は低め | | Amazonで見る |
結論:カブは軽いので、ロックは「1つを最強に」より複数で面倒くささを積むのが効果的です。
このページの目次
スーパーカブ盗難防止グッズのおすすめ【屋外編】
防犯対策で一番大切なのは、泥棒に「このバイクを盗むのは面倒だな」と思わせることです。どんなに高価な鍵であっても、絶対に壊されない鍵というものは存在しません。しかし、壊すのに時間がかかる、あるいは複数の鍵がかかっている状態を作ることで、盗難のリスクは劇的に下げることができます。カブの駐輪環境や、自分のライフスタイルに合わせて最適な組み合わせを見つけることが、愛車を守る第一歩となります。
一般的に、鍵の種類によって「重さ」「持ち運びやすさ」「防犯性能」のバランスが異なります。例えば、自宅のガレージで使うなら重くて頑丈なものが良いですし、出先で短時間停めるだけなら軽量で使いやすいものが便利です。これから紹介する3つのアイテムを、自分の使い道に当てはめながら検討してみてください。
1. U字ロック:シンプルながら高い切断耐性

U字ロックは、その硬質なボディのおかげで、ボルトクリッパーなどの切断工具に対して非常に強い耐性を持っています。私は過去に安物のU字ロックを壊されてバイクを盗まれた苦い経験があるため、それ以来はデイトナ製の「ストロンガーロック」のような、信頼できるメーカーのものを愛用しています。ビジネスボックスの中にも収まるサイズ感なので、外出時も自宅でも365日欠かさず装着しています。
U字ロック選びで最も重要なポイントは、装着した時に「タイヤとの隙間をどれだけ詰められるか」です。隙間が空きすぎていると、そこに工具を差し込まれる隙を与えてしまいます。できるだけタイヤに密着するサイズを選びましょう。また、デイトナの製品のようにLEDライト付きの鍵があるモデルを選ぶと、夜間の暗い駐輪場でも鍵穴を一瞬で見つけることができ、非常に重宝します。
注意点として、U字ロックは非常に頑丈な分、外し忘れて発進するとホイールのスポークを簡単に曲げてしまいます。さらに、長く使っていると鍵穴のシャッター部分などの金属板が浮いてくることがありますが、これは針金や強力な補修テープを巻くことで対策可能です。丁寧に扱えば10年以上使い続けられる、コストパフォーマンスの高い防犯グッズと言えるでしょう。
なお、このロックには「使っていくうちに薄い金属板が浮き上がってくる」という弱点があります。私の場合、2か所にビニール被膜針金(園芸用でOK)をきつく巻く、その上から耐候性のある強力補修テープを巻くという方法で対策しました(下の画像参照)。

この処置をしてからは、スライドキーシャッターもスムーズに動き、快適に使えています。同じ症状で捨てようか迷っている方は、ぜひ一度試してみてください。本体そのものの剛性感はかなり高いので、処理さえすればまだまだ現役で使えます。
また、このロックは「丁寧に扱うこと」がとても重要です。鍵は180度回すと解除されますが、重くなった時に無理やり回そうとすると、不具合の原因になります。
U字部分を抜くときも、片側だけを引っ張ると引っ掛かりやすく、スムーズに外れません。イラチな性格の人には、もしかしたら向かないかもしれません。
とにかく、ゆっくり・ていねいに扱うことが長持ちさせるコツです。
私は自宅の敷地に駐車している時もこのロックを必ず掛け、その上からクリプトナイトのケーブルを通してエアコン室外機に固定しています。
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 強度 | 太い金属棒で切断に強い | 外し忘れて発進すると破損が大きい |
| 携帯性 | 形が安定しており積みやすい | 折りたたむことができない |
| 利便性 | ライト付きなら夜間も快適 | 丁寧に扱わないと不具合が出やすい |
2. ダイヤル式チェーンロック:鍵を持たない手軽さと注意点

ダイヤル式チェーンロックの一番のメリットは、何といっても「鍵を持ち歩かなくていい」ことです。スーパーカブで近所に買い物に行く際、ポケットの中にジャラジャラと鍵を増やしたくない人には最適です。家族や友人とカブを共有している場合でも、番号を伝えておくだけで誰でも開け閉めできる柔軟性があります。
しかし、便利な反面、注意すべき点も多いのがこのタイプです。夜間の暗い場所ではダイヤルが見えにくく、操作に手間取ることがあります。もしダイヤル式を選ぶなら、数字の「0」の位置に小さな凸(突起)があるモデルを探してみてください。これがあれば、手元が見えなくても手探りで暗証番号を合わせることができます。また、長年使っていると、暗証番号が合っているのに開かなくなるといった経年劣化のトラブルも起こります。もし「番号を合わせても少し動きが渋いな」と感じたら、それは故障の前兆です。出先で突然開かなくなり、鍵の救急車を呼ぶ羽目になる前に、早めの交換を検討しましょう。5年程度が買い替えの目安です。
それから、ダイヤルをセットする時に「下一桁だけ変える」といった手抜きは絶対にNGです。窃盗犯は、一桁しか動かしていないような甘いロックを見抜くプロです。短時間の駐車でも、必ず全桁をバラバラにシャッフルする習慣をつけましょう。
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 利便性 | 鍵を持たなくて良い | 暗所での操作が難しい |
| 防犯性 | 鍵穴を壊される心配がない | 手抜きシャッフルを狙われやすい |
| 寿命 | 紛失の心配がない | 内部の摩耗で開かなくなる恐れ |
3. キー式チェーンロック:確実な操作感とメンテナンス
キー式のチェーンロックは、ダイヤル式と比べて暗い場所でも扱いやすく、夜間の駐輪でもストレスが少ないのが大きなメリットです。鍵を差し込んで回すだけというシンプルな動作は、急いでいる時にも頼もしく感じます。私はバイクのメインキーと一緒にキーホルダーにつけ、必ずセットで持ち歩くようにしています。これなら鍵を忘れる心配もありません。
一方で、鍵を紛失してしまうと一気に「詰み」の状態になるため、管理には細心の注意が必要です。また、雨やホコリにさらされることで、鍵穴の内部が徐々に傷んきます。動きが渋くなってきたら、鍵穴専用の潤滑剤を吹くなどのメンテナンスが必要になります。もう一点、意外と重要なのがチェーンを覆っている「布カバー」の状態です。カバーが日光で退色し、繊維がボロボロになっていると、見た目にも「古くて弱そうな鍵だな」と泥棒にナメられてしまいます。カバーが傷んできたら、定期的に新調することで、視覚的な抑止力を維持しましょう。
チェーンロックを使う際は、後輪のホイール内に通し、シートの上など高い位置でロックするのがおすすめです。こうすれば、万が一外し忘れて発進しようとしても、お尻にガツンと衝撃がくるので、ホイールにチェーンを巻き込んでしまうトラブルを防げます。また、地面にベタ置きしないことで、泥棒が巨大なカッターを地面に押し当てて切断するのを防ぐ効果もあります。


ちなみに、画像のチェーンロック(ゴジラロック)の長さは135cmです。試しに120cmのヒモで同じように通してみたところ、写真よりやや後ろ(バーの上あたり)ならギリギリつなぐことができました。
120cm未満になると、シート付近でつなぐのはかなり厳しいと思います。
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 操作性 | 差し込むだけで素早く開く | 鍵を紛失する可能性がある |
| 耐久性 | 構造がシンプルで安定している | 鍵穴のメンテナンスが必要 |
| 防犯性 | ピッキング対策済みなら強力 | 見た目の劣化が抑止力を下げる |
4. U字ロック+ケーブル:自宅を守る鉄壁のカスタマイズ
ケーブルとU字ロックの組み合わせは、ガードレールやボラード、電柱など、少し離れた構造物に地球ロックしたいときにとても便利です。
前輪と後輪をケーブルでまとめて縛ったり、ボディカバーの上からグルッと巻いて「ロック+カバーのバタつき防止」として使うこともできます。汎用性が非常に高い組み合わせです。
私が愛用しているのは、アメリカ・クリプトナイト社のケーブル「クリプトフレックス」で、長さ210cm・直径1cmのタイプです。

もう10年以上使っていますが、オレンジ部分の色が少し褪せた程度で、ケーブル自体はほとんど劣化していません。表面にはビニールの被膜がされているので、バイク本体にキズも付きにくいです。
もともと自転車用盗難防止ケーブルとして有名ですが、スーパーカブなどの原付に使っている人も少なくありません。
フルフェイスヘルメットなら、ケーブルを後輪に通したあと、シールド部分にも通してシート上に置けば、ヘルメットホルダー代わりにもなります。
直径1cmなので、本気のワイヤーカッターを使えば切断は可能ですが、一定の抑止効果はありますし、何より軽くてクルクルっと丸めて収納できるので、持ち運びがとても楽です。
ただし、チェーンロック1本だけでは心許ないので、長時間駐車する際は、このケーブル+次に紹介するU字ロックとの併用をおすすめします。
5. まとめ:複数の鍵で「盗ませない」環境を作る
ここまで3つの鍵を紹介してきましたが、スーパーカブを守るための鉄則は、これらを組み合わせて「二重、三重のロック」をかけることです。スーパーカブは非常に軽いバイクなので、どんなに頑丈なロックをしていても、大人2人がかりで持ち上げられれば、そのまま軽トラックに乗せられて盗まれてしまいます。だからこそ、一つの鍵に頼るのではなく、チェーンロックで構造物と繋ぎ、さらにU字ロックでホイールを固めるといった「合わせ技」が重要になります。
どんな鍵であっても、いつかは劣化します。動きが渋くなったり、見た目が古びてきたりしたら、それは新しい鍵への交代サインです。大切な相棒を失ってから後悔するのではなく、日頃のちょっとした手間で守ってあげてください。しっかりとした対策をすることで、より安心してカブとの旅や日常を楽しめるようになります。あなたのカブライフが、これからも安全で素晴らしいものになることを願っています。
盗難抑止アラーム(振動センサー)
私はカブ110を新車で購入したときに、迷わずホンダ純正のアラーム(振動センサー)を装着しました。過去に2台も盗難被害に遭っていたので、ここはケチらないと決めていました。

インジケーターランプもつけており、作動中はランプが点滅することで、見た目の抑止効果も高めています。
車体を揺らすとアラームが鳴りますが、音量は「近所迷惑になるほど大音量」というほどではなく、軽い威嚇程度と考えた方がいいでしょう。
たまに、自分でうっかり触れて鳴らしてしまうこともあり、そのたびにビクッとします(笑)。
台風のときなど、強風で車体が揺れる状況だと頻繁に鳴ってしまうので、集合住宅時代は近所に迷惑にならないよう、外出先でだけオンにする運用にしていました(特定の操作でオン/オフ可能)。
その代わり、自宅ではカバー+ロック二重掛けで防御力を上げるようにしていました。
出先では必ずアラームを作動させ、少しでも「触るとヤバそう」と思わせるようにしています。ハンドルロックとアラームだけでは防御力は十分とは言えないので、前述のチェーンやU字ロックと併用することをおすすめします。
このアラームは2010年に購入して以来、すでに10年以上経ちますが、いまだ故障知らずで現役です。さすが純正品だと実感しています。
ドラレコ
スーパーカブへの嫌がらせやイタズラも少なくないので、盗難対策と同時に「あおり運転対策」も兼ねて、防犯カメラ風の対策をしています。
私はナンバープレートの上にダミーカメラを取り付け、常時点灯させることで、盗難抑止効果も狙っています。
さらにカメラのそばにステッカーを貼ることで、「録画されているかもしれない」という心理的プレッシャーを与えています。リアボックスの下には下のようなステッカーを貼っています。

このようなステッカーがひとつあるだけでも、「盗難用のカメラかも」と思わせることができるので、簡単ですが効果的です。
ダミーカメラの取り付け方は、下の記事で詳しく解説しています。
イグニッションキー付近にステッカーを貼る場合、訪日外国人などにも伝わりやすいように、英語表記のステッカーを選ぶのも親切でおすすめです(^^)/。
貼る位置としては、レッグシールド中央上あたりに貼る方が多いようです(下の画像参照)。鍵穴イタズラが多いなら、鍵穴のすぐ近くでもOKです。

携帯GPS端末(通信機能付き)
バイク盗難防止用の携帯GPSといえば「ココセコム」が有名です。万が一のときには隊員が出動してくれる安心感がありますが、月額1,320円~に加え、出動1回につき11,000円ほどかかるため、スーパーカブで使うには少しハードルが高いと感じる人も多いと思います。
そこで最近注目されているのが、KDDIのGPS機能付き通信端末です。単なるGPSロガーではなく通信機能を搭載しているので、バイクの現在位置をスマホの専用アプリでリアルタイムに確認できます。
仕組みとしては、端末が一定間隔でGPS位置情報をLTE回線でサーバーに送り、スマホアプリ側でその情報を表示するというものです。
あらかじめ範囲を設定しておけば、そのエリアから出たときにスマホへ通知を送ることもできます。盗難発生時にいち早く異変に気づき、警察への通報や自分で追跡するなどの初動を素早く取れるのがメリットです。
バッテリーもおおよそ1か月近くもつので、頻繁に充電する必要はありません。
もともとはお年寄りの徘徊対策や子どもの見守り、登下校時の安全確認などを想定した製品ですが、バイク・車の盗難防止グッズ、犬の迷子対策などにも利用され始めています。
端末代として最初に数千円はかかりますが、その後の維持費は月額500円強と比較的リーズナブルです。
人間用として設計されているため、バイクや車のような高速移動体だと走行軌跡を細かく追うのはやや苦手ですが、「最終的にどこへ運ばれたか」を特定するには十分役立ちます。
KDDI あんしんウォッチャーGPSスーパーカブ盗難防止グッズのおすすめ【戸建て編】
戸建てでも堂々とバイク泥棒は入ってくる
バイク泥棒は「出先だけの話」ではありません。戸建てに住んでいても、在宅中であっても、バイク盗難は普通に起こります。
昨今は、チラシ配りを装って昼間から平然と敷地内に入ってくる空き巣もいるので、油断は禁物です(私の実家にも在宅中に入ってきたことがあります)。
さらに人気車種になると、コンテナごとクレーンで持ち上げ、トラックに載せて持ち去るという大胆な手口もあると言われています。

ですから、マンションやアパートだけでなく、一戸建てにお住まいの方も「うちは大丈夫」とは決して思わず、しっかり対策して下さい。特に道路から丸見えの場所にバイクを置いている場合、バイク泥棒のチェック対象になりやすいです。
彼らは日々、ガードの甘い場所を探しています。そして「今日はロックしていないな」と気づいた、その日に一気に持っていくのです。
ハーレーなどの高級バイクにスクーターで後ろからつきまとい、自宅の場所を特定してから後日盗みに入る、という手口の話も聞いたことがあります。
前述の通り、私は戸建ての自宅でも盗難対策に抜かりありません。U字ロック+クリプトナイトケーブルを組み合わせて室外機に固定し、バイク置き場に入る蛇腹には4桁のダイヤルロックで施錠しています。
加えて、人感センサーライトで夜間の侵入者にも備えています。たまに野良猫にも反応してしまいますが、これくらい過剰なくらいの防御が今後は必要だと感じています。
(1)盗難防止に効果的!バイクカバー
戸建てでまず導入してほしい盗難対策が「バイクカバー」です。ロックやアラームと比べると地味に見えますが、「カバーこそ最強」という声も多く、私も同意見です。
- 車種がひと目で特定されにくくなる
- パッと見が地味になり、目立たなくなる
- カバーを外す手間が増えるので、泥棒が敬遠しやすい
- ボディ(樹脂パーツ)の色褪せ防止になる(これも地味に重要)
このように、カバーには「盗難抑止」と「バイクの保護」の両方の効果があります。「毎回カバーを掛け外しするのが面倒」と感じるかもしれませんが、実際は10~20分もかかる作業ではありません。慣れれば、カバー+前後ロックまで含めても3分かからないくらいです。
その「3分の手間」を嫌うのは、バイクオーナーだけでなく、バイク泥棒も同じです。ここをよく理解しておくと、カバーの重要性がよく分かると思います。
カブで泊まりがけのツーリングに出かけるライダーの中には、宿の駐車場でもカバーをかける人がいます。旅先で盗まれたら目も当てられませんからね。
また、最近のスーパーカブは樹脂パーツが多く、紫外線で色が白っぽく褪せてきます。カバーをしておくことでその進行をかなり遅らせることができるので、リセールや見た目の点から見てもメリットは大きいです。
スーパーカブ用バイクカバー適合一覧表
スーパーカブは、風防やリアボックスの有無によって適合するカバーサイズが大きく変わります。風防だけ付けている場合、リアボックスだけ付けている場合、その両方など、組み合わせはさまざまです。
そこで、カブ110を基準にしたカバーの適合表を作ってみました。
※1 風防(ウインドスクリーン)装着車にはこちらのカバーMサイズが合いそうですが、純正バックミラーのままだと収まりきらない可能性があります。ラジカルミラーのような可倒式ミラーに変更するか、一回り大きいXLサイズならバックミラーも収まりそうですが、その場合は全長がかなり長くなるため、バタつき防止用ベルトは必須です。
スーパーカブ110(JA07)のサイズは、全長1830mm・全幅710mm(ミラー含む)・全高1040mm(ミラー含まず)です。純正風防の高さは約470mmなので、風防付きの全高は1500mm前後と考えておくと、カバー選びの目安になります。
なお、こうしたカバーは基本的に自宅での盗難対策用です。出先で毎回カバーをかけるのは現実的ではなく、実際にやっている人も多くはありません。
バイクカバーを選ぶポイント
- 前後にチェーン/U字ロック用の通し穴があること
- 風によるバタつきを防止する固定ベルトが付いていること
- 黒系のカバーは夜間に目立ちにくく、盗難抑止に有利
- マフラーの熱からカバーを守る耐熱パッドの有無
特に重要なのが、前後の通し穴です。ここにチェーンロックやU字ロックを通すことで、カバーごと固定できるからです。
また、前後の区別が一目で分かるように色分けしている製品だと、カバーを掛ける時に「前後逆でした…」というやり直しを防げます。私からすると、
「前後に通し穴があり、色分けもされていないカバーは、バイクカバーと呼びたくない」
というくらい、この2点は重要です。カタログや商品ページを見て穴の記載がなければ、おそらくそのカバーには通し穴はありません。
色はシルバー系が多いですが、ラインナップに黒があるなら、夜間目立ちにくい黒をおすすめします。バイクは夜に盗まれるケースが多いので、「見つかりにくい色」はそれだけでメリットです。
また、台風など強風時にはカバーがバタバタと大きな音を立てたり、飛ばされたり、半分めくれ上がったりすることがあります。カバーに固定ベルトが付属していない場合は、別途固定用ベルトを用意しておくと安心です。
帰宅後すぐにカバーを掛けると、まだ熱いマフラーに触れて溶けてしまうことがあります。その対策としては、マフラーに当たる部分に貼るカバーパッドが便利です。
マフラーがしっかり冷えてからカバーを掛けるという方には不要ですが、夕立のあとなど「すぐ掛けたい」場面が多い人にはおすすめです。
(2)赤外線センサー+LEDライト
自宅のバイク置き場には、リーベックスというメーカーの赤外線センサーも設置しています。これはワイヤレスなので配線不要で、とても取り付けやすいのが魅力です。

人が侵入するとセンサーが反応し、駐輪場横の部屋の窓際に置いた専用ライト(別売)を点灯させる仕組みです。

私が使っているライトは白色LEDで、点灯時間(15秒/90秒)、点灯か点滅か、明るさなどを細かく設定できます。さらに、パトランプ風に派手に光るタイプもあり、こちらはかなり威嚇力が高いです。
センサーが反応すると、部屋の中にいる私にも音と光で知らせてくれます(音だけ・光だけにすることも可能)。受信機は増設可能なので、家の構造に合わせて柔軟に設置できます。

深夜に鳴ったときは、すぐにバイク置き場を確認しに行くようにしています。今のところ、野良猫が原因だったケースがほとんどですが、それでも必ず現場を見るようにしています。
もしマンションの駐輪場に置いているなら、「見に行くだけ」では不十分です。一度部屋に戻ったあと、またやられる可能性があるからです。その場合は予備のU字ロックやワイヤーを追加で掛け、「ロックの数を1つ増やす」のが基本です。
通常1つだけなら2つに、ふだん2つ使っているなら3つに増やすイメージです。もし侵入者が本当にバイク泥棒なら、すぐ近くで様子を見ているはずですからね。
可能であれば、深夜でも一度車体の位置を変える、30分ほど外出するなど、動きを読まれにくくする行動も有効だと思います。
赤外線センサーは価格の割にかなり仕事をしてくれますが、「熱に反応する」という特性上、エアコン室外機の熱風や野良猫、強烈な日差しなどに反応してしまうことがあります。
窓際のライトが点灯するだけならまだ良いのですが、受信機が頻繁に鳴るようなら、設置位置を変えるなどの微調整が必要です。
それでも、このセンサーは「バイク盗難対策」だけでなく、「防火対策(異常な熱に反応)」にも役立つので、総合的には非常に頼りになる装置だと思います。
熱や風による誤作動がどうしても気になる方には、同社の赤外線ビームセンサーがおすすめです。こちらは「ビームを遮ると反応」するタイプなので、誤作動は大幅に減ります。ただし、ビームセンサー本体と反射板の2か所を設置する必要があります。
センサー側は電池駆動なので、定期的な交換が必須です。私は3か月ごとに電池を交換しています。ヤフーカレンダーに定期予定を入れておき、メール通知が来るようにしておけば、交換忘れも防げます。
受信機側は、電池と電源アダプター(別売)のどちらかを選べます。家の構造上、電波が届きにくい場合は中継器を足して対応することも可能です。
工夫すれば、リーベックスのセンサー類をバイク用に改造して、比較的安価に盗難対策システムを組むこともできます。
まとめると、
- バイク置き場に不審者が入ると、窓際のライトが点灯
- 同時に、部屋の受信機が光と音で知らせてくれる
- 異常を感じたら、すぐに自転車置き場へ駆け付けられる
という体制が整っているわけです。
新型コロナウイルスの影響で外出が減ったライダーも多いと思いますが、乗らない期間が長くなるほど、自宅や駐輪場が狙われやすくなる面もあります。どうぞ油断せず、できる範囲で対策をしておいて下さい。
バイク駐車位置の注意事項
有料バイク置き場の盲点
次に、有料バイク置き場を利用する際の注意点です。
よくあるのが、「簡単なチェーンを前輪に通すだけ」のタイプの駐輪設備です。この手の設備は、他人がお金を入れて精算してしまえば、あっさりチェーンが外れてしまいます。
「1時間以内無料」「最初の30分無料」といったパターンも多いので、その範囲内であれば、ガキんちょでもお金を払わずにチェーンを解除できてしまうのです。
つまり、「有料置き場だから安心」という考えは非常に危険で、実際にはしっかりした自前の盗難対策(U字ロックやチェーンロック)を併用しないと、まったく安全とは言えません。
路上や広い歩道にはバイクを駐車しない
路上や広い歩道にバイクを停めている人も見かけますが、これは非常に危険です。バイク屋を装った人間が、パワーゲート付きトラックで堂々と短時間で持っていってしまう場合があります。
人通りが多い場所でも、白昼堂々と盗難が起こっているのが実情です。交番や警察署が近くにあっても油断はできません。
何しろ、警察官の寮でさえ空き巣に入られる時代ですから。
実際、私もマンション住まいの頃、マンション前の大通りに面した広い歩道に停めていたビッグスクーターを、きれいに盗まれたことがあります。
ハンドルロックしかしておらず、今思えば防犯意識があまりにも甘かったと反省しています。
通りに面した広い歩道では、チェーンを複数掛けていても、台車を2つ使えば簡単に移動されてしまい、すぐ近くのトラックに積み込まれて終わりです。
ここまでやられてしまうと、どんなロックをしていても防ぎようがありません。
バイク盗難は雨の日と夜間だけではない
私が実際に盗難被害に遭ったのは、雨の日の昼間と深夜でした。深夜に狙われるのは想像しやすいですが、雨の日もかなり危険です。人通りが減り、傘で視界が遮られるため、犯行を目撃されにくいからです。
最近は、昼間でも堂々とバイクを物色する連中がいます。昔、代々木公園沿いの歩道にバイクを停めて、トイレ(小)で少し席を外した隙に、プロと思しき男が物色している場面に遭遇したことがあります。
その男は背広姿の中年で、人相も非常に怪しいものでした。私がすぐに戻ってきたので面白くなかったのか、目の前で大きなオナラをかまされました…。
おそらくロックの状態などをチェックしたうえで、仲間に連絡するつもりだったのでしょう。軽トラかワゴン車で盗みに来る段取りだったのだと思います。このように、日常のあらゆる場所で、バイク泥棒は獲物をチェックしています。
路上や広い歩道への駐車は絶対に避け、短時間でもハンドルロックだけで済ませず、チェーンロックやU字ロックを併用してください。歩道脇のガードレールなどに地球ロックできるなら、必ず固定しておきましょう。
私はいつも、チェーンロックをリアボックスの中に一本入れっぱなしにしています。

私は2台もバイクを盗まれた
私はこれまでに、原付(ホンダ・ディオ)とホンダ・フリーウェイ(250cc)の2台を盗まれています。
原付のほうは、数キロ離れた駅前で乗り捨てられていました。おそらくガキんちょの仕業でしょう。ハンドルロックとU字ロックを掛けていたものの、U字ロックはきれいに破断されていました。
原付は雨の昼間に、フリーウェイは深夜に盗まれました。
フリーウェイのときは、今思えばそれらしい「前兆」がありました。盗難される数日前に、パンクさせられていたのです。それを修理した直後、まるでタイミングを狙ったかのように盗まれました。
当時はマンション住まいで、マンション前の歩道にハンドルロックだけ掛けて駐車していました。今思えば、防犯対策としてはあまりにも無防備でした。ハンドルロックなんて、プロから見ればないも同然です。
深夜1時頃、コンビニから帰ってきたとき、歩道に不審な男が立っていました。しかし、私はそのままエレベーターで部屋に戻ってしまったのです。そして翌朝、バイクは跡形もなく消えていました。
今振り返ると、その男はエレベーターの動きをじっと気にしていたように思います。あのときもっと警戒していれば…と今でも悔やまれます。犯人の顔を見ていただけに尚更です。
警察に被害届を出しましたが、結局バイクは戻ってきませんでした。おそらくプロの仕業でしょう。車両価格が40万円以上したので、盗まれたときのショックと怒りは相当なものでした。
それ以降、私は毎回徹底的に盗難対策をするようになり、今のところその後は盗難被害に遭っていません。
一番簡単に盗まれるのは「キーの抜き忘れ」です!









