大型バイクから原付二種(110〜125cc)へ乗り換えるなら?ホンダ・ヤマハ・スズキ主要モデル比較と選び方【女性ライダーにもおすすめ】

2025年12月3日 当サイトにはプロモーションが含まれます

大型バイクは高速道路での安定性やロングツーリングの快適さなど魅力も多い一方、取り回しの重さ・車体サイズ・維持費の高さに悩む人も少なくありません。
「もっと気軽に乗れて維持費も抑えたい」「でも安全性や走りの質は妥協したくない」──そんな方に注目されているのが、ホンダ・ヤマハ・スズキが販売する原付二種(110〜125ccクラス)です。

原付二種は税金・保険・燃費の面で非常に経済的で、街乗りから通勤通学、ちょっとしたツーリングまで万能。さらに、近年はABS搭載車や走行性能の高いモデルも多く、大型からの乗り換えでも満足度が高いカテゴリーになりました。

この記事では、大型バイクから原付二種へ乗り換える際に候補となる代表的なモデル(ホンダ・ヤマハ・スズキの主要車種)を一目で比較できるよう一覧にまとめています。
「どんなシーンで使うか」「どこまで走りを求めるか」「維持費をどれだけ抑えたいか」など、自分のスタイルに合う一台を選ぶ参考にしてください。

大型バイクから原付二種に乗り換えるときの考え方

大型から乗り換えるなら、基本は125ccクラス+信頼できるブレーキ性能+ある程度の車格が判断基準になります。
幹線道路やバイパスを走る場合、加速力やブレーキ性能が不足するとストレスや安全面の不安につながるためです。

一方で、カブ110のような軽量車は取り回し・足つき・維持費の面で圧倒的に楽。
「普段の使い方」「どれくらいツーリングするか」「走りを重視するか」をイメージしながら、以下の比較表から自分に合ったモデルを探してみてください。

  • ■ 毎日の通勤・通学がメインなのか
  • ■ 休日に日帰り〜1泊ツーリングへ行きたいのか
  • ■ 自分で整備やカスタムを楽しみたいのか
  • ■ とにかく軽さ・足つき性を優先したいのか

このあたりを整理してから候補を絞り込むと、「買ってからイメージと違った…」という失敗はかなり防げます。
カブ系に乗り換える際の注意点はこちらのページでも詳しくまとめています。

女性ライダーが原付二種を選ぶときのポイント

最近は女性ライダーも増え、「初めてのバイクは原付二種から」というケースも珍しくありません。
ここでは特に女性目線で意識しておきたいポイントを簡単に整理しておきます。

足つき性は「カタログ値+写真の雰囲気」でチェック

シート高の数値が同じでも、シートの幅や車体の絞り込み方で実際の足つき感はかなり変わります
カタログ値だけで判断せず、できれば販売店でまたがってみるのがおすすめです。

  • ■ 身長150cm台前半 → カブ110/クロスカブ110/ディオ110/アドレス125など軽量・細身のモデルが安心
  • ■ 身長155〜160cm前後 → リード125/PCX125/NMAX125なども候補に入りやすい
  • ■ 厚底ブーツ+ローダウンシートなどで調整する手もあり

「両足ベッタリ」でなくても、つま先がしっかり接地してバランスが取れるかを目安にすると良いです。

重さと取り回しは「押し歩き」と「スタンドの上げ下ろし」で判断

スペック上の重量だけでなく、実際に

  • ■ ハンドルを持って左右に振ったときの軽さ
  • ■ サイドスタンドを払って起こしたときの重さ
  • ■ センタースタンド(付いている車種)は自分の力で上げ下ろしできるか

などをチェックしてみてください。
重く感じる車種でも、取り回しやすい重心設計だと意外とラクに扱えることもあります。

服装・荷物との相性も大事(スカート・仕事用バッグなど)

通勤・通学やお買い物で使う場合、普段の服装との相性も意外と重要です。

  • ■ スカートで乗ることが多い → ステップスルーのスクーター系(リード125/ディオ110/ジョグ125/アドレス125など)が安心
  • ■ PCや書類・エコバッグをよく運ぶ → メットイン大きめのリード125/バーグマンストリート125EXなど
  • ■ 仕事用カバンを前に置きたい → 足元フラットのスクーターが便利

どうしてもカブ系に乗りたい場合は、パンツスタイル+プロテクター入りのジャケットとの組み合わせを強くおすすめします。

女性でも安全装備は妥協しない

見た目や服装を優先したくなりますが、万が一の転倒時に身を守ってくれるのはヘルメット・グローブ・プロテクターだけです。
特に胸部・肘・膝まわりはしっかりガードしておきたいところです。

  • ■ フルフェイス or ジェット+シールド付きヘルメット
  • ■ ナックルガード付きグローブ
  • ■ 胸部プロテクター+肘・膝プロテクター入りのジャケット/パンツ

最初は少しゴツく見えても、一度転倒を経験すると「着けておいてよかった…」と本気で思うはずです。

ホンダ・ヤマハ・スズキ 原付二種/110cc 主要モデル比較一覧

下の表では、ホンダ・ヤマハ・スズキの代表的な110~125ccクラスをまとめて比較しています。
数値は現行モデルのおおよその値で、グレードや年式によって多少の違いがあります。購入前には各メーカーの公式サイトで最新情報を確認してください。
スマホの場合は、表を左右にスライドすると全車種を確認できます。

ホンダ・ヤマハ・スズキ 110~125cc 主要モデル比較
項目
スーパーカブ110
クロスカブ110
スーパーカブC125
ハンターカブCT125
ディオ110
リード125
PCX125
ダックス125
モンキー125
グロム125
トリシティ125
ジョグ125
NMAX125
アクシスZ
シグナス
グリファス
アヴェニス125
アドレス125
バーグマン
ストリート125EX
メーカー
ホンダ
ホンダ
ホンダ
ホンダ
ホンダ
ホンダ
ホンダ
ホンダ
ホンダ
ホンダ
ヤマハ
ヤマハ
ヤマハ
ヤマハ
ヤマハ
スズキ
スズキ
スズキ
ABS(前輪)
前ブレーキ
ディスク
ディスク
ディスク
ディスク
ディスク
ディスク
ディスク
ディスク
ディスク
ディスク
ディスク
ディスク
ディスク
ディスク
ディスク
ディスク
ディスク
ディスク
後ブレーキ
ドラム
ドラム
ドラム
ディスク
ドラム
ドラム
ディスク
ドラム
ドラム
ディスク
ディスク
ドラム
ディスク
ドラム
ディスク
ドラム
ドラム
ドラム
全長 (mm)
1,915
1,935
1,915
1,960
1,870
1,835
1,935
1,765
1,710
1,760
1,995
1,825
1,935
1,790
1,935
1,895
1,825
1,900
シート高 (mm)
738
784
780
800
755
760
764
775
776
761
765
735
765
770
785
780
770
780
車両重量 (kg)
約102
約107
約110
約120
約99
約115
約132
約107
約104
約103
約169
約95
約132
約100
約125
約107
約105
約112
タンク容量 (L)
4.1
4.1
3.7
5.3
4.9
6.0
8.1
3.8
5.6
6.0
7.2
4.1
7.1
5.2
6.1
5.2
5.3
5.5
燃費 (km/L目安)
60前後
60前後
60前後
60前後
55前後
50前後
45〜50前後
60前後
60前後
60前後
45〜50前後
55〜60前後
45〜50前後
55〜60前後
45〜50前後
50〜55前後
55〜60前後
50〜55前後

※数値は記事作成時点の代表値・おおよその目安です。年式・仕様変更などで変わる場合がありますので、購入前には必ず各メーカー公式サイト・最新カタログでご確認ください。

用途別・大型から乗り換える人におすすめの原付二種

同じ原付二種でも、車格や性格はバイクによってかなり違います。ここからは、用途別に「こういう人にはこのあたりが候補」という形でおすすめ車種を絞り込んでみます。

とにかく軽くて気楽に乗りたいなら:スーパーカブ110/クロスカブ110

大型から一気に「気軽さ」を取り戻したいなら、やはりスーパーカブ110クロスカブ110は外せません。
車両重量が100kg前後と非常に軽く、押し歩き・Uターン・狭い路地の出入りなどが圧倒的にラク。燃費も良く、ガソリンスタンドの数が減っている今の時代には大きな安心材料になります。

クロスカブ110は少し車格が大きくなりますが、その分ポジションが楽で長時間乗っても疲れにくいのがメリット。
フロントキャリアやリアボックスを組み合わせれば、買い物から通勤通学、ちょっとしたキャンプまで幅広くこなせる万能マシンになります。

ツーリング・キャンプ・自分で整備も楽しみたいなら:ハンターカブCT125/ダックス125

「せっかく原付二種にするなら、いじって遊べる相棒がいい」という人には、ハンターカブCT125ダックス125が向いています。
カウルが少なく構造もシンプルなので、自分でメンテナンスやカスタムを楽しみたい人との相性が抜群です。

ハンターカブはオフ寄りのポジションで林道やキャンプツーリングとの相性がよく、ダックス125は足つき性が良くて取り回しも軽いので、のんびりツーリング派にもおすすめです。

通勤・通学メインでスクーターが欲しいなら:リード125/ディオ110/アドレス125/ジョグ125

カブよりスクーター型の方が生活バイクとしては楽という人も多いです。
メットインスペースが大きく、シート下にヘルメットや荷物を放り込めるのはスクーター最大のメリットと言えます。

  • リード125:メットイン37Lの大容量。短距離通勤+買い物に最適。
  • ディオ110:軽量・コンパクトで取り回し重視派向き。
  • アドレス125:細身でスリ抜けしやすく、燃費も優秀。
  • ジョグ125:シンプルで扱いやすい通勤スクーター。

「毎日駅までの足」「職場まで片道数キロ」という使い方なら、このあたりから選べば大きく外すことはないでしょう。

中距離通勤+ときどきツーリングもしたいなら:PCX125/NMAX125/シグナス グリファス

片道10〜20km前後の通勤や、週末の日帰りツーリングも視野に入れるなら、PCX125NMAX125シグナス グリファスといった少し車格の大きなスクーターが有力候補です。

これらのモデルはフロントABS&ディスクブレーキを備え、サスペンションもしっかりしているので、バイパスや流れの速い幹線道路でも安心感があります。
大型ほどの余裕はないものの、「下道メインで全国あちこち走りたい」という人にはちょうど良いバランスと言えるでしょう。

雨の日の安定感や安心感を優先するなら:トリシティ125

フロント二輪のトリシティ125は、他と少し毛色の違う一台です。
独特の構造によってフロントの接地感が高く、濡れた路面や段差越えでの安心感が普通のスクーターよりワンランク上になります。

雨の日もバイク通勤を続けたい人や、マンホール・白線・側溝のフタなどでズルッといくのが怖い人には、検討する価値が十分にあるモデルです。

足つき性や取り回し優先・セカンドバイクにも:モンキー125/グロム125/アヴェニス125 など

「大型は残して、街乗り用にもう1台」「とにかくコンパクトで取り回しが楽なバイクがいい」という人には、モンキー125グロム125といったミニバイク系も候補になります。

シート高は数字の割に低く感じられることが多く、ホイールベースも短いので、狭い路地や駐輪場での取り回しがとてもラクです。
一方で、スクーター系ではアヴェニス125のような軽量・コンパクトなモデルも、セカンドバイクや街乗り専用車としては非常にバランスが良い部類に入ります。

まとめ:大型から原付二種への乗り換えで後悔しないために

原付二種とひとことで言っても、カブ系・スクーター系・ミニバイク系・フロント二輪などキャラクターはさまざまです。
まずは「どんな用途で使うのか」「どこまで走りの楽しさを求めるのか」をはっきりさせたうえで、

  • ■ 軽さと維持費重視なら → カブ110/クロスカブ110
  • ■ キャンプや整備も楽しむなら → ハンターカブCT125/ダックス125
  • ■ 通勤・通学メインなら → リード125/ディオ110/アドレス125/ジョグ125
  • ■ 中距離通勤+ツーリングなら → PCX125/NMAX125/シグナス グリファス
  • ■ 雨の日の安心感重視なら → トリシティ125
  • ■ セカンドバイク・街乗り遊び用なら → モンキー125/グロム125 など

さらに、女性ライダーの場合は足つき性・取り回し・服装との相性も意識して選ぶことで、安心感と満足度がグッと高まります。
大型を手放して原付二種一台に絞るのも良し、大型+原付二種の二台体制にするのも良し。
ぜひ、自分のライフスタイルに合う「ちょうどいい相棒」を探してみてください。

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管理人プロフィール

19歳からバイクに乗り始め、2010年からホンダスーパーカブ110(JA07グリーン)が愛車(たぶん死ぬまで)。

◆これまでの車歴
ホンダゴリラ(車の流れについていけずすぐ売却)
ホンダCBX250RS(上野のポンコツ)
ホンダディオ(図書館駐輪場で盗難)
ホンダリード90(バイク屋に売ってその後韓国に行ったとか)
ホンダフリーウェイ2(マンション前で盗難)
タイカブ100EX(事故で廃車)
ホンダフリーウェイ2(中古店で事故車つかまされた)
※中古で買ったのはCBX250RSと2台目のフリーウェイだけで後は新車です。