スーパーカブの燃費をもっと良くする方法|通勤でガソリン代を劇的に減らす節約テク完全ガイド

スーパーカブといえば「燃費の良さ」が一番の魅力ですが、同じ車種でも人によってリッターあたりの走行距離が全然違います。 通勤・通学で毎日乗っていると、月のガソリン代もそれなりの出費になりますよね。

実は、ちょっとした走り方や整備の差だけで、燃費が5〜10km/Lくらい変わることも普通にあります。 この記事では、管理人がスーパーカブ110(JA07)で実際に試して効果があった「燃費をもっと良くするコツ」を、なるべく難しい話抜きでまとめてみました。

これからスーパーカブ通勤を始める方も、すでにカブ生活が長い方も、ムリせず安全運転のままガソリン代を節約するコツとして参考になれば幸いです。

スーパーカブの燃費は「乗り方」で大きく変わる

まず一番効くのがアクセルワークとスピードのコントロールです。 カブはもともと燃費の良いエンジンですが、急加速やムダなアイドリングが多いと、軽い車体だけに燃費悪化がハッキリ数字に表れてきます。

急加速・急発進を減らすだけで燃費は確実に伸びる

信号が青に変わった瞬間、グイッとアクセルを開けていませんか? 急加速はエンジンに大きな負荷がかかるので、どうしてもガソリンを多く使います。

スタート時は「後ろの車に迷惑をかけない程度の穏やかな加速」を意識するだけでOK。 ゆっくり、でもダラダラではなく、半テンポ抑えた加速を心がけると、それだけで燃費が安定してきます。

一定速度をキープするとカブは一番おいしい

スーパーカブのエンジンは、だいたい50〜55km/h前後の一定巡航を得意としています(道路状況に合わせて無理のない範囲で)。 逆に、40→60→40→60km/h…と、速度が上下に揺れる走り方は燃費が落ちます。

できるだけ一定のスピードで流れに乗り、アクセルを「開けたり戻したり」を減らすのがポイントです。 下り坂でもあまり飛ばしすぎず、エンジンブレーキを活かしながら穏やかに走ると、結果的に燃費にも優しくなります。

アイドリング時間を減らすだけでも効果あり

コンビニの駐車スペースや自宅前で、ついエンジンをかけっぱなしにしていませんか? エンジンは回しているだけでガソリンを消費するので、アイドリング時間を減らす=そのまま節約につながります。

「1〜2分だけだし…」が積み重なると、月トータルでは意外と大きな差になります。 荷物をまとめたり、グローブを外したりする時は、こまめにエンジンを切ってしまいましょう。

燃費が落ちる原因は「整備不足」であることが多い

「昔はもっと走ったのに、最近なんとなく燃費が悪い気がする…」 そんな時は、乗り方よりも整備面を疑った方が早いことも多いです。

タイヤの空気圧は月1チェックが基本

タイヤの空気圧が低いと、路面との抵抗が増えてエンジンに負担がかかります。 空気圧が適正値より下がっているだけで、体感できるレベルで燃費が落ちることもあります。

月に一度はガソリンスタンドや自宅の空気入れでチェックする習慣をつけると安心です。

チェーンの注油・張り調整で転がり抵抗を減らす

サビサビでギシギシ鳴いているチェーンは、見た目だけでなく燃費にも悪影響です。 注油が足りなかったり、張りがキツすぎると、走行中の抵抗が増えてエンジンが余計な力を使うことになります。

月1回の注油+たまに張りのチェックだけでも、スムーズさが全然違います。 「最近タイヤが重いな…」と感じたら、まずはチェーンまわりを見直してみてください。

エンジンオイルとエアフィルターも侮れない

交換距離を過ぎたエンジンオイルや、汚れたままのエアフィルターも燃費悪化の原因になります。 オイルが劣化するとエンジン内部の抵抗が増え、キレの悪い吹け上がりになりがちです。

エアフィルターが詰まっていると、エンジンが必要な空気を吸えずに効率が落ちます。 メーカー推奨より少し早めのタイミングでメンテしてあげると、エンジンも気持ちよく回ってくれます。

通勤・通学で燃費を良くする実践テクニック

毎日のようにスーパーカブで通勤・通学している方は、ちょっとした工夫で月のガソリン代が目に見えて変わります

信号と渋滞の少ないルートを選ぶ

距離が少し長くなっても、信号・渋滞の少ない道の方が燃費が良くなることは多いです。 ストップ&ゴーが続くと、そのたびに加速のためのガソリンを余計に使います。

通勤ルートをいくつか試してみて、「時間・安全性・信号の少なさ」のバランスがいい道を見つけておくと、ストレスも減ります。

荷物を減らしてリアボックスも軽くする

リアボックスに「とりあえず入れっぱなし」の荷物が増えていませんか? カブは軽いバイクなので、数キロの積みっぱなしでも走りに影響が出やすいです。

特に大きめのボックスに、工具・予備の荷物・いらないものを詰め込んでいると、その分だけ加速と登りでガソリンを余計に消費します。 時々中身を見直して、「本当に必要なものだけ」にしておくと燃費にも優しいです。

ガソリン代をさらに節約したい人向けの工夫

走り方と整備を見直すだけでもかなり変わりますが、支払い方や給油のタイミングでもじわじわ差がつきます。

セルフスタンドと給油量の考え方

最近はセルフスタンドが主流ですが、単価の安いスタンドを1〜2カ所決めておくだけでも、年間ではそれなりの差になります。 毎回「なんとなく近いスタンド」で入れるより、普段使いの“マイスタンド”を決めておくと管理もしやすいです。

また、通勤だけで使う場合は、いつもギリギリまで粘らずに「早め早めの給油」を心がけると、精神的にも余裕が持てます。

支払い方法を見直して“実質単価”を下げる

ガソリン代は、走り方と同じくらい「どう支払うか」でも変わります。 現金払いのままだとポイント還元がゼロなので、毎月の給油をまとめて支払える方法にしておくと、その分だけ実質のガソリン単価を下げることができます。

特に、通勤・通学で週に何回も給油する人ほど、支払い方法の工夫が効いてくるので、固定費の見直しという意味でも一度チェックしてみるといいと思います。

まとめ|小さな積み重ねがスーパーカブの燃費を底上げする

スーパーカブの燃費をもっと良くするためには、難しいテクニックはほとんど必要ありません。

  • 急加速・急減速を減らして、一定速度で走る
  • アイドリング時間を減らす
  • タイヤ空気圧・チェーン・オイルなど、基本整備をサボらない
  • 不要な荷物を積みっぱなしにしない
  • スタンドと支払い方法を見直して、ガソリン代の“実質単価”を下げる

このあたりを少しずつ意識していくだけで、「あれ?最近ガソリン減りが遅いぞ」という実感が出てくるはずです。 一度に全部やる必要はないので、できるところから少しずつ試してみてください。

スーパーカブは、きちんと付き合ってあげれば、燃費も維持費もとことん優しい相棒です。 安全運転で、ムリなくガソリン代を節約しながら、カブライフを楽しんでいきましょう。

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管理人プロフィール

19歳からバイクに乗り始め、2010年からホンダスーパーカブ110(JA07グリーン)が愛車(たぶん死ぬまで)。

◆これまでの車歴
ホンダゴリラ(車の流れについていけずすぐ売却)
ホンダCBX250RS(上野のポンコツ)
ホンダディオ(図書館駐輪場で盗難)
ホンダリード90(バイク屋に売ってその後韓国に行ったとか)
ホンダフリーウェイ2(マンション前で盗難)
タイカブ100EX(事故で廃車)
ホンダフリーウェイ2(中古店で事故車つかまされた)
※中古で買ったのはCBX250RSと2台目のフリーウェイだけで後は新車です。