スーパーカブの工具おすすめは?|初心者のメンテナンスに必要なもの
初心者がスーパーカブの工具を、最初から大量に揃える必要はありません。
私がスーパーカブ110(JA07)を実際に整備してきた経験では、まずソケットレンチセットを用意し、作業内容に合わせて工具を買い足す方法が最も無駄がありません。 このページでは、初心者が最初に揃えたい工具、よく使うサイズ、タイヤ交換用・携帯用の工具を用途別に紹介します。
先に結論: 基本整備ならソケットレンチセット・トルクレンチ・コンビネーションレンチ・貫通ドライバーから始めます。 タイヤ交換まで行う場合は、超ロングメガネレンチとタイヤレバーも追加しましょう。
スーパーカブの工具セットおすすめ3選
工具セットは点数の多さだけでなく、スーパーカブでよく使う8・10・12・14・17・19mmなどのサイズが含まれているか確認して選びましょう。
まずはソケットレンチセットを購入し、作業内容に合わせて超ロングメガネレンチなどを買い足す方法がおすすめです。
3商品の中では、価格と品質のバランスがよく、カブで使う主要サイズを揃えられる SK11 TS-312Mを基本セットとしておすすめします。
| 工具セット | ソケットサイズ | おすすめする人 | 備考 |
|---|---|---|---|
| SK11 TS-312M おすすめ Amazonで見る | 8・10・12・13・14・15・17・19mm | 初めて工具を揃える人 コスパを重視する人 | カブでよく使う主要サイズをすべてカバー。JA07の基本整備では13・15mmの出番は少なめです。 |
| WORKPRO ソケットレンチセット Amazonで見る | 8・10・11・12・13・14・15・17・19mm | 安さを重視する人 使用頻度が少ない人 | 必要なサイズを安く揃えられます。JA07の基本整備では11・13・15mmの出番は少なめです。 |
| TONE ソケットレンチセット Amazonで見る | 6・7・8・9・10・11・12・13・14・17・19・21・22mm | 品質と耐久性を重視する人 長く使いたい人 | サイズ数が多く、カブ以外の整備にも使いやすいセット。JA07だけを整備する場合は使わないサイズも多くなります。 |
スーパーカブ用として迷った場合は、SK11 TS-312Mが最も無駄の少ない選択です。 価格を抑えるならWORKPRO、カブ以外の整備にも使うならTONEが候補になります。
注意: 必要なサイズは型式・年式・社外パーツによって異なる場合があります。
ソケットレンチセットに追加で買いたい工具
| 工具 | 主な使い道 | 優先度 |
|---|---|---|
| コンビネーションレンチ | ミラー調整・狭い場所・ソケットが入らない場所 | ★★★★☆ |
| 貫通ドライバー #2・#3 | レッグシールド・外装ネジ・固着したネジ | ★★★★☆ |
| トルクレンチ | ドレンボルトやアクスルナット等の締め付け管理 | ★★★★★ |
| 超ロングメガネレンチ | タイヤ交換・チェーン調整 | タイヤ交換をする人 |
| タイヤレバー | タイヤ交換・パンク修理 | タイヤ交換をする人 |
スーパーカブでよく使う工具サイズ
私のスーパーカブ110(JA07)では、主に8mm・10mm・12mm・14mm・17mm・19mmを使います。 工具セットを買うときは、これらのサイズが含まれているか確認しましょう。
| サイズ | 主な使用箇所 | 用意したい工具 |
|---|---|---|
| 8mm | 小さなボルト・外装周辺 | ソケット・ディープソケット |
| 10mm | チェーンケース・外装周辺 | ソケット・レンチ |
| 12mm | ミラー・ステー周辺 | コンビレンチ・スパナ |
| 14mm | リアアクスルナットなど | ソケット・超ロングメガネレンチ |
| 17mm | ドレンボルトなど | ソケット・メガネレンチ |
| 19mm | リアアクスルナットなど | ソケット・超ロングメガネレンチ |
注意: 上記は私のJA07で実際に使っているサイズです。型式・年式・社外パーツによって必要なサイズが異なるため、購入前に現車またはサービスマニュアルで確認してください。
スーパーカブ整備で使う工具の種類と使い方
ソケットレンチ|基本整備で最も出番が多い

ソケットレンチは、ハンドルの先端にボルトサイズに合うソケットを付けて使います。 ハンドルを掛け直さず連続して回せるため、外装やチェーンケースの脱着、オイル交換などに便利です。
カブの整備では差込角9.5sqが使いやすく、8・10・12・14・17・19mmを揃えておくと多くの基本整備に対応できます。
なおソケットレンチだけですと使えませんので、ラチェットハンドルやエクステンションバー、Tバーハンドルなどに付けてから使います(ソケットレンチと持ち手が一体化したものもあります)。

コンビネーションレンチ|狭い場所やミラー調整に便利

片側がスパナ、反対側がメガネレンチになっている工具をコンビネーションレンチと呼びます。 ソケットが入らない場所や、ミラーの調整などに便利です。
強い力を掛けるときは、ボルトやナットを囲んで保持できるメガネ側を優先します。 スパナ側は、メガネレンチやソケットが入らない場所に使うのが基本です。
| コンビネーションレンチ | セットサイズ | 特徴 |
|---|---|---|
| TONE Amazonで見る | 7・8・10・12・13・14・17・19mm | カブでよく使う主要サイズをすべてカバー。品質と耐久性を重視し、長く使いたい人向け。 |
| アマゾンベーシック Amazonで見る | 8・10・12・13・14・17mm | 価格を抑えながら、カブの基本整備でよく使うサイズを揃えられます。コスパを重視する人向け。 |
19mmまでセットで揃えたいならTONE、価格を抑えるならアマゾンベーシックがおすすめです。 アマゾンベーシックには19mmが入っていないため、必要な場合は超ロングレンチで追加しておくと良いでしょう。
貫通ドライバー|レッグシールドの固いネジに使う

家庭用の細いドライバーでは、レッグシールドの固いネジを緩められないことがあります。 サイズの合わないドライバーを使うと、ネジ山をなめる原因にもなります。
カブの外装整備では、#2と#3のプラスドライバーを用意しておくと安心です。 私は ベッセル貫通ドライバーを使用しています。 ボルスター部分にレンチを掛ければ、固いネジにも力を掛けやすくなります。
トルクレンチ|締めすぎと締め不足を防ぐ

トルクレンチは、ボルトやナットをメーカー指定の力で締めるための工具です。 ドレンボルトやアクスルナットを感覚だけで締めると、締め不足による緩みや、締めすぎによるネジ山の破損につながります。
私は東日のトルクレンチを使用しています。 購入時は測定範囲だけでなく、手持ちのソケットと差込角が合うかも確認してください。
トルクレンチの使い方や東日以外のおすすめのトルクレンチはこちらで詳しく解説していますのでご覧下さい。
超ロングメガネレンチ|アクスルナットを緩める

タイヤ(ホイール)を脱着したり、チェーン調整する場合は、鬼のような高トルクで締めつけられているアクスルナットを緩める必要があるので14mmと19mmの超ロングメガネレンチを使用します。短いメガネレンチではまず無理です。
超ロングメガネレンチは両口なので、購入する商品は 14mmと19mmがそれぞれあるやつです。
| メーカー | 購入するレンチ | JA07で使用する側 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| KTC | 14×17mm 17×19mm | 14mm 19mm | 私が実際に使用。精度や仕上がりを重視し、長く使いたい人向け。 |
| TONE | 12×14mm 17×19mm | 14mm 19mm | 必要な2本を比較的安く揃えやすく、価格と品質のバランスがよい。 |
JA07のタイヤ脱着には、14mm側と19mm側を使います。 12mm側と17mm側もほかの整備で使えるため、無駄にはなりません。
注意: 必要なサイズは型式・年式によって異なります。購入前に自分のカブで確認してください。
タイヤレバー|タイヤ交換とパンク修理に必要

タイヤ交換まで自分で行うなら、タイヤレバーを2~3本用意します。 長めのレバーは力を掛けやすく、短めのレバーは持ち替えや細かな作業に便利です。
安物のタイヤレバーは精度が悪く、チューブを噛んでダメにしますので KTCのタイヤレバーがおすすめ。
チューブを傷つけないため、タイヤレバーだけでなくビードワックスも使いましょう。 私は何度もパンク修理を経験しており、自宅での練習用には 大容量のビードワックスを使用しています。
プライヤー|ナメたネジを緩める

バイク整備をする人が必ず直面するのが固着したネジを緩めることに苦労することです。プライヤーは部品をつかむ、針金を曲げる、外しにくい部品を保持するといった作業に使えます。 ネジザウルスは先端の掴むところがギザギザになっているのでなめたネジを緩める時に大変便利ですよ。
ツーリングに積む最低限の携帯工具
カブでツーリングに行く際、いつも道中故障しないかパンクしないか不安が頭をよぎります。最低限の工具は持っておくべきでしょう。
自宅用の工具をすべて持ち歩く必要はありません。 出先で実際に対応できるトラブルを考え、必要最低限に絞ります。
| 携帯するもの | 用途 |
|---|---|
| よく使うサイズのレンチ・ソケット | ミラーや各部ナットの緩み |
| #2・#3ドライバー | 外装・灯火類の簡単な作業 |
| プライヤー | つかむ・曲げる・応急処置 |
| 携帯空気入れ・エアゲージ | 空気圧の確認と調整 |
| 結束バンド・軍手・小型ライト | 一時固定と夜間作業 |
チューブタイヤのパンクを出先で完全に修理するには、タイヤレバー、予備チューブ、空気入れなどが必要になり、荷物も作業量も増えます。 自分で対処しない場合は、無理に大量の工具を積まず、ロードサービスを利用できるようにしておく方が現実的です。

私はいつも工具をリアボックスに入れていますが、厳選しないと重くなってしまうためトルクレンチなどは持ち歩きません。出先で応急措置をして帰宅後に締め直します。
携帯空気入れとエアゲージ

スーパーカブはタイヤの空気量が少ないため、わずかな低下でも乗り心地やハンドリングに影響します。 携帯空気入れとエアゲージがあれば、自宅でもツーリング先でも空気圧を確認・調整できます。
私はモンスタースポーツのエアゲージを10年以上使っています。 安価な製品では測定時に空気が漏れたり、数回で表示しなくなった経験があるため、エアゲージは精度と耐久性を重視しています。

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自分でスーパーカブを整備するときの注意点
整備は平坦で安全な場所にセンタースタンドを立て、エンジンやマフラーが冷えてから行います。 外したボルトやナットは、元の位置が分からなくならないよう整理しておきましょう。
ボルトやネジが緩まないときは、サイズや回す方向が合っているかを確認してください。 合わない工具で力任せに回すと、ネジ山をなめたり、部品を破損したりします。
ブレーキ、ホイール、エンジン内部など、安全に直結する部分で自信がない場合は無理をせず、バイク店へ依頼してください。
スーパーカブの工具選びでよくある質問
スーパーカブ整備に最低限必要な工具は?
最初はソケットレンチセット、コンビネーションレンチ、#2・#3のプラスドライバーを揃えましょう。 オイル交換など指定トルクで締めたい作業には、トルクレンチも必要です。 タイヤ交換まで行うなら、超ロングメガネレンチ、タイヤレバー、ビードワックスを追加します。
スーパーカブでよく使う工具サイズは何mm?
私のJA07では8mm・10mm・12mm・14mm・17mm・19mmをよく使います。 ただし、型式・年式・作業箇所・社外パーツによって異なるため、購入前に現車またはサービスマニュアルで確認してください。
トルクレンチは本当に必要?
ドレンボルトやアクスルナットなど、締め付けトルクが指定されている部分には必要です。 感覚だけで締めると、締め不足による緩みや、締めすぎによるネジ山の破損につながります。
まとめ
スーパーカブの工具は、最初から大量に揃える必要はありません。 まずは差込角9.5sqのソケットレンチセットを中心に、コンビネーションレンチ、貫通ドライバー、トルクレンチを追加しましょう。
タイヤ交換まで自分で行うなら、超ロングメガネレンチとタイヤレバーも必要です。 工具のサイズは型式によって異なるため、購入前に自分のカブで確認してください。
私のおすすめは、必要な工具だけを少しずつ買い足す方法です。 使わない工具を増やさず、実際の整備に合わせて揃えていけば無駄がありません。













