スーパーカブのバッテリー上がり対策|おすすめの充電器スーパーナット

スーパーカブのバッテリー上がり対策には、バイク用のバッテリーチャージャーを用意しておくとかなり便利です。
特に、グリップヒーター、USB電源、スマホナビ、タコメーターなどの電装品を付けている場合や、近所の買い物・短距離走行が多い場合は、思ったよりバッテリーが弱りやすくなります。
スーパーカブはセルが回らなくても、キックでエンジンを始動できることがあります。 ただし、バッテリーが完全に弱っている場合や、FI車で電圧がかなり低い場合、キックでも始動しにくくなることがあります。 自宅なら充電器で対処できますが、出先でエンジンがかからない場合は無理をしない方が安全です。
自宅でのバッテリー上がり対策は充電器が便利ですが、出先でキックでもエンジンがかからない場合は、ロードサービスを使う選択肢もあります。
この記事では、私が実際に使っている格安充電器「スーパーナット」の取り付け方法、充電ランプの見方、メリット・デメリット、バッテリー上がりを防ぐ使い方までまとめます。
スーパーカブのバッテリー上がり対策
スーパーカブのバッテリーはそれほど大容量ではないため、電装品を増やしたり、乗る距離が短かったりすると弱りやすくなります。
私の場合も、グリップヒーターを付けたことをきっかけに、バッテリーチャージャーを導入しました。週に一度乗るか乗らないかという使い方なので、定期的に充電しておいた方が安心だと考えたからです。
バッテリーが弱ってくると、セルの勢いが弱くなる、ウインカーの点滅が頼りない、ホーンが弱い、冬場に始動しにくいといった症状が出やすくなります。
また、バッテリーが弱ったまま乗り続けると、電装系にも負担がかかります。古いバイクでは、レギュレーターや発電系のトラブルにつながる可能性もあるため、バッテリーはできるだけ良い状態を保っておきたいところです。
ちなみにカブ110(JA07)の場合、純正のレギュレーターレクチファイヤーは13,000円近くします。カブのパーツの中ではかなり高額です。故障するとかなりの出費となります。
カブの場合、レギュレーターの故障はそれほど頻繁に聞くものではありませんが、それでもバッテリーは満充電に近い状態を保っておくのが理想です。
私は一週間に一度乗るか乗らないかぐらいなのですが、純正のグリップヒーターを10年目にしてようやく購入したので、それを機にバッテリーチャージャーも買いました。

昔買ったBAL(大橋産業)のバッテリーチャージャーがあるのですが、これは10回も使わないうちに故障。あまりにもお粗末な製品でした。
そこで今回は、アマゾンで評価の高かったバッテリーチャージャー「スーパーナット 全自動12Vバイクバッテリー充電器」を買いました。前の製品よりもずっと安くてコンパクトです。
この製品は一言でいえば、バッテリーを車体から降ろすことなく、簡単に充電できる製品です。
通常、カブの場合はプラスネジを1本外し、プラスチックの爪でガチガチにはめられたカバーを外すことによって、ようやくバッテリーが見える状態になります。
そのあともいくつかのネジを外し、バッテリーのマイナス端子とプラス端子を外すことによって、ようやく取り出せる状態になります。
この行程がかなり面倒なのです。この面倒さから一気に解放されるわけですね。
ちなみにこの製品は、鉛バッテリーに負担をかける急速充電器ではありませんので安心して使えます。
スーパーカブへの「スーパーナット」の取り付け方法
内容物は、充電器本体、車両ケーブル、ワニクリップの3つです。

車両ケーブルをバッテリーに付けっぱなしにする場合は、ワニクリップは使いません。使用するのは車両ケーブルです。
設置手順は、バイクのバッテリー端子に「スーパーナット」の車両ケーブルを取り付け、カウルの外に出すだけです。
バッテリーを取り付ける際に、バッテリー固定ケースが車両ケーブルの端子に少しだけ干渉しましたが、押し込んで取り付けできました。気になる人は、干渉部分を少しカットすればよいでしょう。
車両ケーブルの端子は、バッテリーカバーのネジ上にシートとの隙間があるので、そこから出して……。

シート下に隠しています。

これで見た目はスッキリしますし、横殴りの雨でも端子が直接雨にさらされにくくなります。この状態でシートに座って運転していますが、特に問題はありません。
端子をカバーの中に完全に入れようかとも思ったのですが、カブ110のバッテリーカバーはネジ1本で止められているものの、プラスチックの爪も引っかけてあり、取り外すのが意外と面倒です。
充電するたびにカバーを外すのであれば、車両ケーブルを取り付ける意味も半減してしまいます。また、説明書にも外へ出すよう指示されていたので、このようにしました。
あとは、この車両ケーブルに「スーパーナット」本体の端子を差し込み、電源コードをコンセントに差し込むだけです。

ちなみに、車両ケーブルに充電器本体を接続すると、全体の長さは約280cmです。
我が家の場合は、これだけでは室内の電源コンセントまで届かないため、延長コードを使っています。
SAE端子の延長ケーブルを買えば、家の窓付近まで車両側のケーブルを延ばすことも可能です。
「スーパーナット」の充電ランプの見方
結論からいうと、緑のランプが点滅したら満充電完了です。点灯ではなく点滅なので注意してください。
ここからは、充電開始から満充電になるまでのランプ表示を説明します。
充電開始(赤・黄が点灯)
車両ケーブルと充電器本体の端子をつなぎ、電源コードをコンセントに差し込むと充電開始です。
赤と黄色のLEDが点灯して充電が始まります。

略充電完了(赤・黄・緑が点灯)
赤、黄、緑の3つのLEDが点灯すれば、略充電完了です。
ただし、この時点ではまだ満充電ではありません。そのまま充電を続けます。


私は週一で充電しているためか、この段階(略充電完了)からのスタートが多いです。
満充電完了(緑が点滅)
緑が点滅を始めれば満充電完了です。
私はここで充電器を外していますが、コンセントを常時通電した状態で接続を続け、充電維持(メンテナンス充電)を行うこともできます。

とにかく、緑のランプが点滅したら満充電と覚えておけばよいでしょう。
一般的な充電器とはランプ表示の意味が少し違うので、最初は慣れが必要です。

満充電完了までは、私の場合は1時間半ほどです。
ヒューズについて
この製品には7.5Aのヒューズが付いており、ショートなどが起きた際には、ヒューズが切れることで車両ケーブルやバッテリーを保護します。

充電ができない、充電中を示す黄色のランプが点灯しないといった症状が出た場合は、ヒューズが正しく差し込まれていないか、ヒューズが切れている可能性があります。
私自身も、テスターで電圧を測ろうとしてコードの先端にテスター棒を当てていたところ、端子間をショートさせてしまったようで、充電できなくなったことがありました。
こちらがヒューズの切れた状態です。

新しいヒューズへ交換したところ、再び正常に充電できるようになりました。
なお、ヒューズを引っ張ると金属端子が外れてしまうことがあります。ヒューズを抜く場合は、新しいものへ交換するつもりで作業した方がよいと思います。
ヒューズ自体は安価です。
規格は「平型ヒューズ 7.5A 約19×19×5mm」です。予備を持っておくと安心です。

充電器をつなぎっぱなしにする場合の注意
この充電器は、満充電後もコンセントを常時通電した状態で接続しておけば、バッテリー電圧を維持するメンテナンス充電ができます。
ただし、充電器をバッテリーへ接続したまま、コンセント側だけをタイマーやスマートプラグでオフにする使い方には注意が必要です。
私は以前、スマートプラグを使い、週に数回だけ充電器の電源が入るように設定していました。
ところが、コンセントを抜いた状態でも、充電器の接続ランプは点灯したままでした。
充電器と車両ケーブルの途中にあるカプラーを外すとランプが消えたため、コンセントから電気が供給されていない間は、バイクのバッテリー電力で充電器のランプが点灯していることが分かりました。
ランプの消費電力は小さいと思われますが、週の大半をこの状態にしていたうえ、1か月以上バイクに乗らなかったため、バッテリー上がりの一因になった可能性があります。

つまり、バッテリー充電をこまめにやっていたにもかかわらず、いざ乗ろうとしたらバッテリーが上がっていたなんてことがあったりするのです。
- 充電器をつなぎっぱなしにする場合は、コンセントも常時オンにして維持充電させる(最長3か月)
- 常時通電しない場合は、満充電後にコンセントを抜き、途中のカプラーも外す
私は現在、緑ランプが点滅して満充電になったら、コンセントを抜いたうえで、充電器と車両ケーブルの途中にあるカプラーも外すようにしています。
電圧チェッカー(電圧測るくん)
同じメーカーから、電圧チェッカーも販売されています。
バッテリーが劣化し、充電できない状態になると、ランプ表示ですぐに確認できます。下の画像は、使用できなくなったバッテリーへ接続した状態です。

「充電不可」のランプだけが点灯した場合は、バッテリーチャージャーを接続しても正常に充電できない可能性が高く、充電器側にも異常を示すランプが点灯します。

また、この電圧チェッカーでは、オルタネーターの発電状態もおおまかに確認できます。レギュレーターや発電系の異常を調べる目安として、一つ持っておくと便利です。
バッテリーチャージャーとセットでも購入できますし、別売りでも購入できます。
電圧チェッカー自体に電池は必要ありません。接続したバッテリーの電気でランプが点灯します。
赤いワニ口クリップはプラス側、黒いプローブはマイナス側へ接続します。 赤と黒の金属部分を接触させるとショートし、車両ケーブルのヒューズが切れる可能性があります。
「スーパーナット」のメリットとデメリット
メリット
(1)冬でもウインカーが元気に点滅
冬はバッテリーに負担のかかるグリップヒーターを使っているにもかかわらず、ウインカーが元気に点滅し、ヘッドライトも明るく感じられます。
特にウインカーのオレンジ色がクッキリと力強く点滅するのは、見ていて気持ちがよいですし、安全面でも役立ちます。
グリップヒーターなどの電装品を複数付け、バッテリーを酷使している人にはおすすめです。
(2)充電作業が劇的に簡単になった
車両ケーブルを取り付けておくことで、充電作業が非常に簡単になりました。
車両ケーブル端子のキャップを外し、充電器本体の端子とつないで、電源コードをコンセントへ差し込むだけです。
バイクと電源コンセントの距離が近ければ、短時間で充電を開始できます。
バッテリーを充電するたびに、車体から取り外していたのではこうはいきません。
操作が簡単なので、例えば実家に置いてあるバイクを家族に頼んで充電してもらうこともできます。
エンジンをかける必要がないため、排気音や排気ガスで近所に迷惑をかける心配もありません。
私は常時接続による維持充電はせず、緑ランプが点滅して満充電になったら、コンセントと途中のカプラーを外しています。
週に一度、1時間30分ほど充電して満充電にしています。
冬場のようなバッテリーが上がりやすい時期や、しばらくバイクに乗らない時には本当に便利です。
(3)定期的な充電でバッテリー寿命も延びる
バッテリーを定期的に充電しておけば、弱った状態で長期間放置することを防げます。
弱ったバッテリーでヘッドライトが暗くなると、夜間走行時の安全にも影響します。定期的にバッテリーの状態を確認した方がよいでしょう。
デメリット
(1)集合住宅では基本的に使いにくい
充電器は家庭用電源から電力を供給するため、バイクまで電源コードが届かないと使えません。
集合住宅でも、1階に住んでいて窓や玄関付近からバイクまで安全にコードを延ばせる場合は使用できる可能性があります。
(2)完全放電したバッテリーは充電できない
これはこの充電器だけに限った話ではありませんが、完全放電したバッテリーや寿命を迎えたバッテリーを、充電器だけで復活させるのは難しいようです。
説明では、電圧が5V以下まで低下したバッテリーには対応できないとされています。
完全放電してから復活させるための製品というより、そこまで電圧が低下する前に充電し、バッテリーの状態を維持するための製品と考えた方がよいでしょう。
一戸建てに住んでいる人や、複数台のバイクを所有していてバッテリー管理が面倒な人には、「スーパーナット」は便利な充電器だと思います。
なお、別売りで、付属品よりも丈夫な設計の車両ケーブルも販売されています。
雨や断線が気になる人は、付属の車両ケーブルよりも太い別売り品を検討してもよいでしょう。

ただし、別売りのケーブルは少し太く、接続部分も大きいため、私のようにシート下へ隠す場合はシート裏へぶつかる可能性があります。
追伸(2026年8月):2019年11月に購入しましたが、故障という故障もなく使えています。ただし、スマートプラグでコンセント側だけをオン・オフする使い方はやめました。コンセントを抜いても充電器のランプがバイクのバッテリー電力で点灯するため、現在は満充電後に途中のカプラーも外しています。
出先でスーパーカブのバッテリーが上がったらどうする?
自宅でバッテリーが弱っていることに気づいた場合は、バッテリーチャージャーで充電すれば落ち着いて対処できます。
しかし、出先でセルが回らない、キックでもエンジンがかからない、ライトやウインカーが明らかに弱いという場合は注意が必要です。
スーパーカブは軽いバイクとはいえ、長距離を押して帰るのはかなり大変です。 特に夜間、雨の日、交通量の多い道路、坂道では危険もあります。 原因がバッテリー上がりなのか、プラグ・燃料・発電系のトラブルなのか判断できない場合は、無理をせずロードサービスを使う選択肢もあります。
通勤やツーリングでスーパーカブを使っているなら、バッテリー上がり、パンク、エンジン不調に備えて、事前にロードサービスへ入っておくと安心です。
自宅でのバッテリー管理には充電器、出先でのトラブルにはロードサービス。この2つを分けて考えておくと、カブに乗る時の不安はかなり減ります。
バッテリー上がりは自宅なら充電器で対処できますが、出先では原因が分からないこともあります。 キックでも始動しない、パンクした、エンジンが止まったという時のために、ロードサービス付きの保険を確認しておくと安心です。
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スーパーカブにおすすめの互換バッテリー
ユアサや台湾ユアサのバッテリーを使っていたこともありますが、価格が高いため、最近はバイクパーツセンターの互換バッテリーを使っています。
このバッテリーをバッテリーチャージャーで定期的に充電していますが、私の場合、カブ110(JA07)では3年ぐらい持っています。
ただし、スーパーカブでも年式や型式によって適合するバッテリーが異なります。購入する前に、現在取り付けられているバッテリーの型番や適合表を確認してください。















