バイク・スクーターの後輪は空気を入れにくい?ブレーキディスクが邪魔なときの電動空気入れ

バイクやスクーターは、後輪のブレーキディスクや狭いバルブ周辺のため、空気を入れにくいことがあります。この記事では、後輪で空気補充がしにくい理由、コードレス電動空気入れのメリット、チャック形状やホース、騒音、発熱、空気圧設定などの注意点を詳しく解説します。
バイク・スクーターの後輪に空気を入れにくい時は電動空気入れが便利
バイクやスクーターのタイヤに空気を入れようとしたとき、前輪は簡単なのに「後輪だけ妙にやりにくい」と感じることがあります。
原因の一つが、バルブの周囲にあるブレーキディスクやホイールです。
特にスクーターでは後輪まわりが狭く、ガソリンスタンドの空気入れではチャックが入りにくかったり、レバーを動かそうとしてもブレーキディスクに当たったりすることがあります。
そんなときに使いやすいのが、持ち運びできるコードレスの電動空気入れです。
このタイプならホースをタイヤのバルブへ直接つなぎ、自宅や出先で空気圧を確認しながら補充できます。
バイク・スクーターの後輪はなぜ空気を入れにくい?
タイヤの空気を入れるだけなら簡単そうですが、バイクは車よりもバルブ周辺のスペースが狭いことがあります。
ブレーキディスクがチャックに当たることがある
特に問題になりやすいのが、後輪のブレーキディスクです。
空気入れのチャックやレバーが大きいと、バルブに差し込むことはできても、固定するためにレバーを倒そうとしたところでディスクに当たることがあります。
実際、バーグマン200のようなスクーターでは、後輪のブレーキディスクが邪魔になり、ガソリンスタンドの空気入れでは作業しにくいケースがあります。
前輪では問題なくても、後輪だけ作業しにくいということがあるのはこのためです。
ガソリンスタンドの空気入れが使いにくい場合もある
ガソリンスタンドに置かれている空気入れは、自動車のタイヤを前提にした形状のものが多くあります。
車なら問題なく使えても、バイクでは次のようなことがあります。
空気を入れるためだけにバイクショップへ行くのが面倒だったり、ガソリンスタンドで毎回苦労したりするなら、自宅で空気圧を調整できる電動空気入れを持っておくと便利です。
バイクにはホース付きの電動空気入れが使いやすい
バイク用として選ぶなら、本体をバルブへ直接差し込むタイプよりも、短いホースを介して接続するタイプの方が使いやすい場合があります。
チャックとホースの角度が重要
バイクでは、単にホースが付いていれば何でも使いやすいわけではありません。
重要なのは、バルブに取り付けるチャック部分の形状とホースの向きです。
チャックとホースの接続部分に角度が付いていると、本体を無理な方向へ向けなくてもバルブへ接続しやすくなります。
ブレーキディスクが近い車種では、このわずかな形状の違いが使いやすさに大きく影響します。
後輪ではレバーを完全に倒せないこともある
レバー式のチャックは、バルブへ差し込んだあとレバーを倒して固定します。
ところが後輪まわりが狭いスクーターでは、そのレバー自体がブレーキディスクに当たり、最後まで倒せない場合があります。
その場合でも、チャックをバルブへしっかり押し当てることで空気を入れられるケースがあります。
ただし、接続が浅いと空気が漏れたり、空気圧を正しく読み取れなかったりするため、バルブの奥までしっかり差し込むことが大切です。
設定した空気圧で自動停止するのが便利
電動空気入れの大きなメリットが、空気圧を設定しておけば自動で停止することです。
ホースを接続すると現在の空気圧を確認でき、希望する圧力を設定してスタートすれば、設定値まで空気を入れて自動で止まります。
自宅でこまめに空気圧を確認したいなら、コードレスの電動空気入れがあると、スタンドまで行かずにその場で調整できます。
バイクなら短時間で補充できることもある
完全に空気が抜けたタイヤを一から膨らませるのではなく、普段の空気圧調整であれば、それほど長い時間はかかりません。
バイクでは、接続から空気の補充まで数分程度で終わるケースもあります。
前輪と後輪を合わせても短時間で済ませられるため、「空気圧を確認するのが面倒」という理由で点検を先延ばしにしにくくなるのもメリットです。
ホースが短い点には注意したい
コンパクトな電動空気入れは持ち運びやすい反面、ホースがそれほど長くありません。
バイクなら車ほど問題にならないこともありますが、バルブの位置によっては本体を地面近くに置く必要があります。
砂利や土の上で使う場合は、本体の下にタオルなどを敷いておくと、傷や砂の付着を防ぎやすくなります。
作動音はかなり大きい
電動空気入れで購入前に知っておきたいのが、作動音です。
小型とはいえ内部ではコンプレッサーが動いているため、静かな家電のような音ではありません。
人によって感じ方は違いますが、「掃除機より大きい」「工事が始まったような音」と感じる人もいます。
そのため、住宅街や集合住宅では使用する時間帯に注意した方がいいでしょう。
バイクの空気圧調整なら長時間連続で使用することは少ないものの、できれば日中に作業するのがおすすめです。
空気圧の単位はkPaを確認しておく
バイクの指定空気圧は、車体や取扱説明書などに「kPa」で表示されていることが一般的です。
一方、電動空気入れではPSIなど複数の単位を切り替えられるものがあります。
最初に単位設定を確認せずに使うと、「数字が全然違う」と戸惑うことがあります。
バイクで使うときは、まず表示単位をkPaにしてから、指定された空気圧を設定すると分かりやすいです。
車種によっては設定できる最低値にも注意
もう一つ確認しておきたいのが、電動空気入れ側で設定できる空気圧の範囲です。
例えば、指定空気圧が175kPaのバイクに対して、電動空気入れの設定下限が180kPaだったというケースもあります。
数値を細かく合わせたい人は、購入前に設定できる最小単位や設定範囲も確認しておくと安心です。
ホースや金属部分は使用後に熱くなることがある
電動空気入れを連続して使うと、ホースの付け根や金属部分がかなり熱くなることがあります。
これは空気を圧縮するときに熱が発生するためです。
バイクの前後タイヤへ少量補充する程度なら長時間連続で使うことは少ないですが、何本ものタイヤへ連続して使った直後は注意した方がいいでしょう。
作業直後に金属部分を不用意に触らず、少し時間を置いてから片付ける方が安全です。
ツーリングにも持っていけるサイズ
コードレスの電動空気入れは、自宅だけでなくツーリング先へ持っていけるのもメリットです。
大きなコンプレッサーを積む必要はなく、バッグやリアボックスに入れられる程度の大きさなら、出先で空気圧が気になったときにも対応できます。
には便利です。
ただし、いざというときにバッテリーが空では意味がありません。
ツーリングへ持っていく場合は、出発前に充電残量を確認しておくと安心です。
バイク・スクーター用として向いている人
一方で、静音性を最優先する人にはあまり向きません。
また、ホースの長さやチャックの形状によっては、すべてのバイクで簡単に取り付けられるとは限らない点にも注意が必要です。
まとめ|後輪の空気入れに苦労するなら電動式は便利
バイクやスクーターでは、後輪のブレーキディスクやホイールが邪魔になり、ガソリンスタンドの空気入れでは作業しにくいことがあります。
特にスクーターのようにバルブ周辺のスペースが狭い車種では、チャックやホースの形状が使いやすさを大きく左右します。
コードレスの電動空気入れなら、自宅で好きなときに空気圧を確認でき、設定した圧力で自動停止するため、日常的なメンテナンスもかなり楽になります。
一方で、作動音の大きさ、短めのホース、使用後の発熱などは購入前に知っておきたいところです。
「後輪に空気を入れるたびに苦労する」「空気を入れるためだけにスタンドやショップへ行くのが面倒」という人には、持っておくと便利な工具です。





