スーパーカブ盗難の最新手口2026|狙われる時間帯・場所・犯行パターンを徹底解説

スーパーカブは2026年も依然として盗難ランキング上位の常連です。 走行性能・燃費・中古需要の高さから、国内外を問わず窃盗グループに狙われやすい車種となっています。
近年はSNSや位置情報アプリの普及により、事前の下見 → 犯行 → 輸送までが非常にスピーディーになっています。 この記事では、2026年の最新の盗難手口をわかりやすくまとめました。
このページの目次
2026年の窃盗グループの特徴
最新の傾向として、プロ窃盗団とライト窃盗(単独犯)の2系統に分かれています。
① プロ窃盗団(輸出目的のグループ)
- あらかじめ複数台のバイクを“リスト化”して狙っている
- 深夜に車両を一気に積み込む「回収班」がいる
- GPSジャマー(妨害器)を持っているケースも
- 下見は必ず複数回行われる
② 単独犯・素人窃盗(持ち逃げ系)
- 無施錠のカブを狙う“弱点特化型”
- ひと気のない時間帯を見て押し歩きされる
- 鍵穴破壊より持ち運びが中心
いずれにせよ、「盗めるかどうか」ではなく「盗みやすいかどうか」で狙われます。
狙われる時間帯
警察統計・被害報告から、狙われやすい時間帯は以下の通り。
- 1位:深夜1〜4時(住民が寝静まる)
- 2位:20〜23時(帰宅ラッシュ後の静寂)
- 3位:早朝5〜6時(散歩や通勤前で人が少ない)
特に深夜1〜4時は、窃盗グループの“作業時間”として固定化されています。
狙われる場所の特徴
① マンション・アパートの共用駐輪場
- 死角が多い
- 住民以外が出入りしても気づかれにくい
- 地面が平らで押し歩きしやすい
② 自宅前・車庫前の屋外スペース
- 通りから一瞬で持ち出せる
- 夜は暗く監視されにくい
③ 月極駐車場・コンビニ裏のスペース
- 人通りが少なく、車の出入りに紛れられる
「暗い・静か・隠れやすい・押し歩きしやすい」場所はすべて危険ゾーンです。
盗難の典型的な流れ(2026年版)
最新の窃盗手口は、非常にスピーディーで合理的です。
① 下見(複数回)
- カブがいつ動くかを確認(通勤バイクが狙われがち)
- 鍵の種類や駐輪位置を観察
- GPSの有無を“推測”してくるケースも
② 犯行当日:押し歩き or 持ち上げ
- 数十秒で持ち上げて軽トラへ積む
- ディスクロックが無いと後輪が簡単に回る
- 防犯カメラの死角を選ぶ
③ 輸送・分解
- すぐに複数の拠点へ分散される
- 海外ルートへ流すグループも増加中
盗難後1時間以内に“所在が闇へ消える”のが現在の盗難事情です。
2026年に多い「狙われやすいカブの特徴」
- 毎日同じ場所に停めている
- 鍵シャッターが壊れている・使っていない
- チェーンロックが細い
- 防犯カメラがない駐輪場
- 外装がきれいで人気色
犯人は「盗みやすいカブ」を完璧に見抜いて動きます。
盗難されやすいカブの色・型
あくまで被害傾向としてですが、以下の車両が狙われるケースが多いです。
- 人気色(ブルー・ホワイト)
- 新しめの各種110・125シリーズ
- サイドバッグ付きのカスタム車
市場価値が高い、海外需要がある、という理由でリスト入りしやすい傾向があります。
盗難されやすい駐輪環境
- 暗い場所
- 複数の出入口がある駐輪場
- ロックを付けていない
- 家から見えない位置
特にマンション下の共用スペースは、窃盗団から見ると「狙い目ランキング上位」です。
狙われないために今すぐできる対策
① チェーンロック・ディスクロックの併用
押し歩き・持ち上げの手間を増やすことで犯行を諦めさせます。
② GPSを複数設置
ひとつだと見つかる可能性があるため、AirTag+専用GPSの併用が最強。
③ 防犯カメラの導入
窃盗団が最も嫌う「監視環境」を作ることで、候補から外されやすくなります。
さらに詳しい防犯カメラの選び方はこちら:
まとめ:最新手口を知ることが最大の防御
盗難は「知っているかどうか」で対策レベルが大きく変わります。 2026年の最新傾向を踏まえ、あなたのカブの防犯レベルをぜひ見直してみてください。
▼ リスクを下げるにはロック+GPS+環境整備の3点セットが最強です。
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19歳からバイクに乗り始め、2010年からホンダスーパーカブ110(JA07グリーン)が愛車(たぶん死ぬまで)。