バイク盗難対策にGPSは必須!AirTag・Tile・専用GPSの違いと取り付け位置まで解説

スーパーカブや原付は、軽くて運びやすいため、盗難ランキングの常連です。チェーンロックや防犯カメラだけでは「完全防御」できません。
そこで重要になるのがGPSトラッカー。盗難時にバイクの位置情報を追跡できるため、近年はAirTag・Tile・専用GPSを併用するライダーが急増しています。
この記事では、AirTag・Tile・専用GPSの違いと、取り付け位置・注意点までプロ目線でわかりやすく解説します。
このページの目次
バイク盗難対策にGPSが必須な理由
現代の盗難手口は「バイクごと車に積んで持ち去る」パターンが多く、物理ロックだけでは突破されることがあります。GPSがあると次のメリットがあります。
- 盗難発生からすぐに現在地を把握できる
- バイクが移動しても位置を追跡できる
- 犯人側からGPSを見つけられにくい
- ロック破壊 → 移動 → GPS検知 の流れが早い
盗難時の「初動」で差がつくため、GPSがあるかどうかでバイクの生存率が大きく変わります。
AirTag・Tile・専用GPSの違い
GPSは大きく3種類あります。それぞれ仕組みや強みが違うため、特徴を理解して選ぶことが重要です。
① AirTag(iPhone専用・ネットワーク型GPS)
AirTagはGPS衛星ではなく、世界中のiPhoneユーザーのネットワークを使って位置を特定する仕組みです。
- 都市部なら位置精度がかなり高い
- 電池寿命が約1年と長い
- 小型でバレにくい
デメリット:
- Androidユーザーだと利用できない
- 山間部・人の少ない場所だと検知しにくい
② Tile(Android向け・Bluetooth+クラウド型)
AirTagのAndroid版のような存在。Tileユーザーやスマホが近くを通ると位置情報が更新されます。
- iPhone・Androidどちらでも使える
- 置き場所を選ばない薄型モデルが多い
デメリット:
- AirTagほどユーザー母数が多くないため、都市部以外では検知率が落ちる
③ 専用GPSトラッカー(衛星GPS+通信SIM)
もっとも本格的なGPS。位置情報を衛星と通信SIMで取得するため、盗難後の追跡力は最強クラスです。
- 常時リアルタイムで追跡できる
- 移動履歴が残る
- 専用アプリで詳細な位置がわかる
デメリット:
- 月額利用料(数百〜数千円)が必要
- 本体が大きいモデルもある
バイクへのGPS取り付け位置(見つかりにくい場所)
GPSは「見つけられたら終わり」なので、目立たない場所に仕込むのが鉄則です。
おすすめの取り付け場所
- リアキャリアの裏側(外から見えない)
- サイドカバー内(AirTag・Tile向き)
- メインフレーム下(地面から見えにくい)
- シート裏のスポンジ付近
- 工具入れスペース
特にAirTagやTileは小型なので、隙間に忍ばせやすく発見されにくいのが大きなメリットです。
GPS取り付けの注意点
- 金属パーツの裏に置くと電波が弱くなる場合がある
- 防水処理を忘れない(特に専用GPS)
- AirTagは「ストーカー対策通知」で気づかれる可能性あり
- 絶対に“1台だけ”ではなく複数併用が効果的
GPSは「仕掛ける場所」「仕掛ける数」が防犯効果を大きく左右します。
GPSは複数併用すると盗難対策が一気に強化される
AirTag+専用GPSのように、2種類を併用することで以下のメリットが生まれます。
- AirTagで“移動開始”をすぐ検知
- 専用GPSで“現在地をリアルタイム追跡”
- どちらかが外されても片方が生き残る
プロの窃盗団相手にも強く、費用対効果も高い組み合わせです。
まとめ:GPSは今やバイク盗難対策の必須アイテム
バイク盗難は物理ロックだけでは防ぎきれません。 GPSを仕込むことで、「盗難に遭っても取り返せる可能性」が大きく上がります。
AirTag・Tile・専用GPSの特徴を理解し、あなたのバイクと環境に合ったGPSを選んでみてください。
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19歳からバイクに乗り始め、2010年からホンダスーパーカブ110(JA07グリーン)が愛車(たぶん死ぬまで)。