スーパーカブのキーシャッターが開かない!磁石・砂・固着の原因と安全に開ける方法

スーパーカブのキーシャッターが開かない・マグネットキーを回しても動かないというトラブルは、屋外駐輪のカブや通勤通学で毎日使う車両に多い不具合です。
この記事では、キーシャッターが開かない主な原因と、自分でできる応急処置、絶対にやってはいけない行動、鍵屋を呼んだ場合の費用をまとめました。
このページの目次
スーパーカブのキーシャッターが開かない時の症状
- マグネットキーを当ててもフタが動かない
- フタは少し動くが完全に開かない
- 以前より動きが重い・硬い
- カチッという感触はあるが鍵穴が出てこない
特に、雨ざらし・砂ぼこりの多い環境・冬場の冷え込みが強い時に起きやすいトラブルです。
キーシャッターが開かない主な原因
① 砂・ホコリ・鉄粉による固着
屋外駐輪のカブでは、キーシャッター部分に砂やホコリ・鉄粉が入り込み、内部の部品が動かなくなっているケースが非常に多いです。
② マグネットキー側の問題
- マグネットキーの向きが間違っている
- マグネット部分が割れている・欠けている
- 社外品キーで磁力が弱い
向きや位置が少しズレるだけでもシャッターが反応しないことがあります。
③ キーシャッター部品の経年劣化
年数が経った車両では、シャッター内部のバネやスライド部品が劣化して動きが渋くなります。
④ 凍結・水分による固着
冬場や雨の直後は、内部に入り込んだ水分が冷えて動きが極端に悪くなることがあります。
絶対にやってはいけない行動
- マイナスドライバーなどでフタをこじ開ける
- 強く叩いて無理やり動かそうとする
- CRC556を大量噴射する(砂やホコリを固める)
- 先の尖ったもので隙間をガリガリこする
これらはキーシャッターそのものを破損させる原因になり、最終的にユニット交換で高額出費になりかねません。
自分でできる応急処置
完全に壊れていない場合、次のような軽い処置で改善することがあります。
- マグネットキーの向きを確認し、ゆっくり押し当てて回す
- 柔らかいブラシでシャッター周りの砂・ホコリを落とす
- エアダスターで細かいゴミを飛ばす
- キーシリンダー用またはシリコン系のスプレーを少量だけ吹く
- 冬場なら、霜や凍結の可能性を考え、しばらく時間を置く
それでもまったく動かない場合は無理をせずプロに任せた方が安全です。
鍵屋に依頼した場合の費用相場
- キーシャッター開錠・修理:8,000〜15,000円程度
- 出張費込みのパック料金が多い
- 深夜・早朝は+5,000円前後の割増がかかることも
症状が悪化するほど作業内容が増え、金額も上がる傾向があります。
▼ 自分でどうにもならない時は、早めにプロを呼ぶのが一番安上がりです。
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キーシャッター不良は盗難リスクにもつながる
キーシャッターが壊れている・こじ開けられた跡がある車両は、盗難犯から見ても“カモ”に見えます。
- いたずらやこじ開け未遂の可能性
- 同じ場所に停め続けると再び狙われるリスク
- シャッター破損=防犯意識が低いと見なされる
スーパーカブは盗難ランキング上位の車種です。キーシャッターの不具合が出たら、防犯意識も一緒に見直しておくと安心です。
具体的な盗難防止グッズはこちら:
スペアキー・スペアのマグネットキーも用意しておこう
キーシャッター付きのカブでは、マグネットキーの紛失もよくあるトラブルです。
- マグネットキーのスペアを1本用意しておく
- 普段使わないスペアキーは自宅で保管
- 鍵番号プレートがあれば再発行がスムーズ
まとめ:キーシャッターが開かないときは無理をせず早めに相談を
キーシャッターが開かないと、出先から動けず精神的にもかなり消耗します。無理にこじ開けようとすると、シャッターやシリンダーの交換レベルの故障につながり、結果的に出費が増えてしまいます。
「おかしいな」と感じたら、軽い掃除と応急処置だけにして、それ以上はプロに相談するのがおすすめです。
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19歳からバイクに乗り始め、2010年からホンダスーパーカブ110(JA07グリーン)が愛車(たぶん死ぬまで)。