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芸能人・有名人の愛車スーパーカブ特集|なぜ彼らはカブを選ぶのか?その意外な理由に迫る

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ホンダのスーパーカブは、世界中で累計1億台以上を販売した「国民的バイク」です。その実用性の高さから、新聞配達や郵便局員といった「働くバイク」のイメージが強いかもしれません。しかし近年、スーパーカブの魅力が再評価され、カスタムベースや趣味の乗り物として、多くの芸能人や有名人が愛車として迎え入れています。

高級外車や大型バイクも所有できるはずの彼らが、なぜあえてシンプルで経済的なカブを選ぶのでしょうか?それは単なる懐かしさやトレンドではなく、カブが持つ「自由」「創造性」「普遍性」といった深い魅力にあります。本記事では、カブカルチャーのパイオニアである所ジョージ氏をはじめ、実際にカブを愛用している著名人たちの具体的なエピソードを紹介し、彼らがカブに惹かれる意外な理由と、スーパーカブが持つカルチャーとしての真価に迫ります。

カブカスタムの源流—所ジョージ氏の「遊び」の哲学

タレントの所ジョージ氏は、日本におけるスーパーカブの「趣味性」「カスタムベース」としての地位を確立した最大の功労者の一人です。彼のカブに対する関わり方は、単なる愛好家というより、「カブの可能性を広げたクリエイティブな実験」と言えます。

1-1. 世田谷ベースから生まれた唯一無二のカスタムカブ

所さんは、スーパーカブをベースに独自のカスタムを施し、遊び心と実用性を兼ね備えた唯一無二のカスタムカブを多数制作しています。彼のカスタム哲学は、「性能を追求する」よりも「いかに面白く、自分らしくするか」に重きを置いています。メッキパーツの多用、ユーモラスなステッカーチューン、そして実用性を高めるためのボックスやキャリアの改造など、そのアイデアは尽きることがありません。

彼のカブカスタムは、従来の「働くバイク」のイメージを打ち破り、「カブはファッションであり、究極のホビーである」という新しい価値観をファンに植え付けました。これにより、多くのカブファンがカスタムに挑戦するきっかけとなり、カブカスタムパーツ市場の拡大にも大きく貢献しています。

1-2. 「最高の道具」としてのカブの魅力

所さんがカブを愛用し続ける理由は、その「いじりやすさ」と「タフネス」にあります。カブは構造がシンプルで、カスタムや整備が容易です。プロの整備士でなくとも、自分で手を加えられる余地が広いため、所さんのようなDIY精神を好むクリエイターにとって、最高の素材となります。

また、ハンターカブ(CT110やCT125)など多様なカブモデルを所有し、それぞれを異なる用途に合わせてカスタマイズしていることからも、彼がカブを単なるコレクションではなく、「生活を豊かにする最高の道具」として捉えていることがわかります。

カスタムという名の自己表現—所ジョージ氏の影響を受けた著名人たち

所ジョージ氏が確立した「カブ=カスタムベース」という価値観は、後の芸能人にも強く引き継がれています。芸能人の間でスーパーカブやハンターカブ(CT125)のカスタム動画がYouTubeでブームとなり、多くのフォロワーを生んでいます。彼らにとってカブは、単なる移動手段ではなく、自己のアイデンティティやセンスを表現するための「キャンバス」となっています。

2-1. 中尾明慶:費用100万円超えの世界に一台の「クーダ」カブ

俳優の中尾明慶さんは、自身のYouTubeチャンネルでスーパーカブのカスタム企画を敢行しました。カブの選定から解体、組み立てに至るまで進捗を動画で報告し、ついにはこだわりの一台を完成させています。彼のカスタムの熱意は非常に高く、改造費用が100万円を超えるほど本気のカスタムに挑んでいます。「ようやく完成すると思うと涙が出てくる」と感無量の様子を見せており、中尾さんにとってカブは、自らのバイク愛、車愛を注ぎ込むための究極のホビーなのです。

彼のカブは、愛車であるアメリカの旧車「プリムス・クーダ」をモチーフとしたカラーリングやエンブレムを取り入れるという徹底ぶり。このカスタムは、単なる機能追加ではなく、「愛車の哲学を小型バイクに凝縮する」という、芸術的なアプローチを見せています。大型バイクでは難しく、カブだからこそ成り立つ遊び心と深さです。

2-2. ヒロミ:日常に溶け込むカスタムハンターカブ

タレントのヒロミさんも、ホンダのスーパーカブシリーズの愛用者として知られています。特にハンターカブ(CT125)を所有しており、自らカスタムする様子を公開しています。ヒロミさんは、カブについて「会社行くとか、ちょろちょろっと昼間動くとかっていう時によく乗ってる」と日常使いでの利便性を紹介しています。

自分で乗りやすくカスタムすることを楽しんでおり、「こういうのをやってると楽しいよね」と語る姿は、カブのカスタムがもたらす「創造的な喜び」を体現しています。多忙な中で、自宅のガレージで手軽にカスタマイズできるカブのサイズ感が、彼にとって最適なリフレッシュ手段となっていると考えられます。

2-3. カスタムが「沼」になる理由:パーツの多様性と個性の衝突

彼らが大型バイクではなくカブをカスタムベースに選ぶのは、カスタムパーツが無限に流通しており、オーナーによって個性が変わるほどの自由度があるからです。カブのカスタムは、実用的な装備追加から、レッグシールド外しやローダウンといったスタイル系まで非常に幅広く、個性が衝突し合うことでコミュニティが形成されています。手軽なサイズ感でありながら、深く追求できるカスタムの「沼の深さ」こそが、クリエイターや著名人を惹きつける理由なのです。

「最強のバイク」と公言!カブの普遍的な実用性を愛する人々

カブを愛用する著名人の中には、その圧倒的な実用性と経済性に惚れ込み、長年の相棒としている本格派も多くいます。彼らはカブを単なる趣味としてではなく、移動手段としての「究極の完成形」として評価しています。

3-1. つるの剛士:カブを5台所有したカブマニアの哲学

俳優やミュージシャンとして活躍するつるの剛士さんは、高校時代からのバイク好きであり、ホンダのスーパーカブを「最強のバイク」だと公言しています。彼は一時期、5台ものカブを保有していたほどのカブマニアで、現在もスーパーカブ110など2台を所有しています。

つるのさんがカブを最強だと評する最大の理由は、「燃費が良く壊れない」という点です。特別なカッコ良さではなく、バイク乗りとしてスタンダードな、極めて信頼性の高い乗り物としてカブを評価しています。多忙な日々を送る著名人にとって、常に安定して動き、メンテナンスに手間がかからないカブの「タフさ」は、最高の価値となるのです。

また、彼の愛車はカスタムされた車両だけでなく、ノーマルに近い状態の車両も含まれており、カブ本来の性能とデザインの普遍性を楽しんでいることが伺えます。

3-2. よゐこ・濱口優:気負わない日常の足としての魅力

お笑いコンビ「よゐこ」の濱口優さんも、ハンターカブユーザーの一人です。衝動買いでカブ主になったという濱口さんは、その魅力を「軽いし、お手軽に街乗りできるのが体感に合って」いる点だと語っています。対してカブは、特別な気合や装備を必要とせず、日常にシームレスに溶け込む気軽さがあります。「もうエエ年やし、のんびり走ろうよ」という彼の言葉は、多くの大人ライダーがカブに求める「肩の力が抜けたバイクライフ」を象徴しています。多忙な日常から離れ、純粋に「走る楽しさ」を味わうための選択として、カブは最適なのです。

3-3. ビジネス利用のプロの評価

著名人ではありませんが、郵便局員や新聞配達員といった「プロ」がカブを長年使い続けている事実は、彼らがカブを信頼する根拠にもなっています。彼らは、カブの持つ「低速トルクの強さ」「濡れにくいレッグシールド」「抜群の整備性」を熟知しています。プロが認めた実用性が、著名人にとっても「最高の道具」としての評価につながっているのです。

カブが旅の相棒に選ばれる理由とファンとの繋がり

スーパーカブは、その驚異的な耐久性と経済性から、世界中の旅人や冒険者に選ばれてきました。芸能人やタレントの活動においても、カブは「旅」をテーマとした企画で重要な役割を果たし、ファンとの繋がりを生み出しています。

4-1. 下川原リサ:クロスカブで夢の日本一周

モデルやバイクタレントとして活躍する下川原リサさんは、ホンダのクロスカブ110を愛車としており、長年の夢であった日本一周をクロスカブで果たしました。このエピソードは、カブが持つ「信頼性」を裏付けるものです。

カブは、万が一旅先でトラブルに見舞われても、「日本中のどこのバイク屋さんでも見てくれる」ほどの普及率と整備性の高さを誇ります。情報も豊富で、カブ主総会などのコミュニティーも盛んなため、孤独になりがちな旅においても、安心感と繋がりを提供してくれます。これは、過酷な長距離走行に耐えうる性能と、その裏にある強固なユーザーコミュニティの存在証明と言えます。

4-2. YouTube時代に必須の「共感」という力

近年、多くの芸能人がYouTubeチャンネルを開設し、ファンとの距離を縮める活動をしています。高級車や大型バイクは「憧れ」の対象ですが、スーパーカブは「共感」の対象です。カブをカスタムしたり、日常で使う様子を発信したりすることで、「あの人も自分と同じバイクに乗っている」「こんな庶民的なものも大切にするんだ」という親近感が生まれ、視聴者との心理的な距離が一気に縮まります。

カブの親しみやすいデザインと手頃な価格帯は、視聴者層を限定せず、幅広い世代に受け入れられます。カブは、タレントの「人間味」を伝えるための、最高のコミュニケーションツールとなっているのです。

芸能人がスーパーカブに魅了される「3つの深い理由」と普遍的な価値

多くの著名人がカブを選ぶ背景には、単なる個人の趣味を超えた、戦略的かつ文化的な理由が存在します。所ジョージ氏が始めた流れを汲みつつ、現代の著名人がカブを選ぶ要因を深掘りします。

5-1. 経済合理性:高いリセールバリューとコストパフォーマンス

芸能人も事業家であり、経済性にはシビアです。スーパーカブは元々市場価値が安定しており、需要が非常に高いため、売却時の価格(リセールバリュー)が非常に高い傾向にあります。燃費の良さや故障の少なさを考慮すると、初期投資に対するランニングコストは極めて優秀です。これは、趣味性の高い乗り物であっても、「経済合理性」を求める著名人にとって大きな魅力となります。

5-2. 心理的な自由と「非日常的な日常性」

常に人目にさらされ、高い緊張感の中で生活している著名人にとって、カブは「肩の力を抜いて遊べる」心理的な逃げ場を提供します。高価なバイクにつきまとう心理的負担が少なく、派手な性能を求めず、ただのんびり、自分のペースで走る楽しさをカブは教えてくれます。この「非日常的な日常性」こそが、彼らにとって最も価値のある癒しとなっています。

5-3. 飽きへの対策:終わりのないカスタムの自由度

多趣味な芸能人にとって、飽きずに長く付き合える乗り物であることは重要です。カブは、外装パーツやアクセサリーが豊富に市場に出回っており、オーナーによってスタイルを自在に変えられます。同じ車両を維持しつつ、見た目や用途をガラリと変えられるカスタムの自由度は、移り気になりがちな著名人にとって、長く愛車を保持し続けるための重要な要素となっています。

まとめ:カブは愛着と哲学を表現する最高の道具

スーパーカブは、多忙なスケジュールの中で、芸能人や有名人が「素の自分」に戻れる、特別な存在となっています。彼らがカブに惹かれる理由は、所ジョージ氏が提唱した「遊び心と創造性」という価値観が、現代の「共感性」と「経済合理性」というニーズに完璧に合致しているからです。

彼らがカブを通して表現するのは、「自分は特別ではない、あなたと同じ生活を楽しむ人間だ」というメッセージです。この謙虚さと親近感が、ブランドイメージを大切にする芸能界において、極めてポジティブな影響を与えているのです。

彼らにとってスーパーカブは、単なる移動手段でも、ましてや見栄を張るための高級品でもありません。それは、「いじって遊ぶホビー」であり、「信頼できる日常の相棒」であり、そして「自分らしいライフスタイルを形作る哲学の結晶」なのです。この記事を参考に、あなたもカブに込められた深い魅力を再発見し、新しいカブライフを楽しんでください。

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