昭和レトロ ゼロハンチューニング専科-スーパーカブによる東京-仙台間無給油走行など
2024年1月12日 当サイトにはプロモーションが含まれます昭和57年に発行された三栄書房のゼロハンチューニング専科です。
モーターファンの別冊という位置づけ。 昭和50年代の名著として知られています。
私が気に入っている記事はスーパーカブで東京から仙台に無給油で行くという企画。これが強烈に印象的でした。50ccなので当然高速道路には乗れない。
一般道でタラタラ行くわけですが、なんと無給油で仙台まで行ってしまったわけです。 仙台に到着してガソリンを入れた結果、東京-仙台間をわずか640円で行けたそうです。
これほど経済的な乗り物はどこを探したってないわけです。 こういう記事が頭に入っているせいもあって、今の私の愛車はカブ110。燃費とスピードのバランスが良くて大変気に入っています。
話を戻して、そのほかには原付の基本走行テクニック、読者の改造バイクの紹介、そして当時センセーショナルに発売されたホンダのストリーム(三輪バイク)や、ホンダモトコンポなどの特集ページ、後は各メーカーのカタログのような構成です。
それにしても当時は個性的なバイクが多かった。
坂に強いモトラ、シティに積めるモトコンポ、三輪のストリーム、モンキー、ゴリラ、ダックス、リード50、スペイシー。
そのほかにもヤマハのポッケ、フォーゲル、ポップギャル。スズキのウルフ、バンバンなど楽しいバイクがいっぱい。
当時はリード50がすごく欲しかったですね。テニスのビョン・ボルグがCMに出演していたやつ。非常に先進的なデザインでした。現在のスクーターの原型のような形でした。
後は、スズキのウルフのデザインが大好きでした。
今見てもこのデザインは優れています。
バンバンもそうですが、極太タイヤがカッコイイんですよね。 それからヤマハのポップギャル。
女の子をメインターゲットにしているせいか、スピードメーターの横にバニティミラー付きの小物入れが付くなんて配慮もあってなかなか面白い。
さらにホンダのストリーム。三輪スクーターなんですが、当時行っていた床屋のマスターがこれに乗っていた。
今の原付はスクータータイプが主力なのでなんだかつまらない。
80年代の個性的なラインナップが非常に懐かしい。 ちなみに私が初めて買ったバイクはホンダのゴリラ。
燃費がとにかく良い上、なんと9リットルも入る超大型タンクがあうので、ガソリンスタンドなんで一か月に一回行くか行かないかぐらい燃費が良かった。
東京-大阪間を無給油で行くことも可能だそうです。
でも3速しかなくスピードもあんまり出ないので車の流れに乗れず、1年ぐらいで手放してしまいました。
この本はホントに楽しいのでヤフオクとかで出品されていたら入手してみてください。
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